都心の旧校舎にNPOがミュージアムを設立
海外のデザイン性の高いおもちゃや国産の木製玩具で遊べば自然に会話が生まれます
東京おもちゃ美術館ブログ
おもちゃ学芸員になったきっかけ Vol.5
11月7日(土)・8日(日)『第20期おもちゃ学芸員養成講座』定員締切間近です
お早めにお申込みください
現在、おもちゃ学芸員(ボランティアスタッフ)として活躍している方は、
「どんなきっかけで、また、どんな思いで活動しているのか?」をインタビューしました
ご興味のある方はぜひ、おもちゃ学芸員になってみませんか?
プロフィール:おもちゃ学芸員歴7年 60代
(定例イベント:『絵本のじかん』を担当 )
平成19年秋、友人に誘われ「お話会」の仲間4人で「おもちゃ学芸員養成講座」を受講し、
翌年4月の開館から活動しています。
「絵本のじかん」は、絵本・紙芝居の他に手袋人形・ペープサート・手遊び歌等で、子ども達の
大きな声や笑顔に喜びを感じています。
好きなおもちゃは「くるくるチャイム」。
子どもの好きな動き・音・色に加えて、玉を入れたり出したりと子どもは集中して遊びます。
おもちゃ学芸員養成講座についてはこちら
畳について学びながら、「いぐさ」でお人形をつくりました!
8月8日(土)に、 畳屋さんとつくる、『いぐさにんぎょう』と『いぐさねずみ』
の手作りおもちゃワークショップを開催しました。
講師は、東京おもちゃ美術館のすぐ近くにある高岡屋常川畳店の常川さんと、
障がいをもつ方々の社会的自立を目指し、常川畳店でも使用する
檜でできた畳床を作っている社会福祉法人アンサンブル会の水間さんです。
ワークショップの会場となったお部屋には、いぐさのよい香りが溢れ、
中には、顔を近づけて、香りを楽しまれる親子も見られました。
いぐさの香りは、アロマ効果があり心を穏やかにするだけでなく、集中力も増すそうです。
畳の部屋と洋室を勉強部屋にした場合、なんと畳の部屋の方が学習効果が高かった
というデータもあるとか。
さらに、常川さんから、今、市場に出回っている畳は、中国製のものが多いことや、
国産の畳は非常に貴重なものであること、また、いぐさだけでなく、最近では
和紙や樹脂を使用した新しい感覚の畳表があることなど、ご紹介いただきました。
畳のヘリも今はこんなに種類があるのですね。
そして、いぐさを使ったワークショップ。
にんぎょうづくりは、様々な作品が並び、子どもたちの個性豊かな発想に講師の水間さんも脱帽。
いぐさねずみも、愛嬌たっぷりです!
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!
東京おもちゃ美術館には、四谷庵と呼ばれるお茶室の他、おままごとができるごっこハウスにも
畳が敷かれています。
日本に伝わる木の文化と共に、畳文化も大切に継承したい、そんな思いが残るイベントとなりました。