都心の旧校舎にNPOがミュージアムを設立
海外のデザイン性の高いおもちゃや国産の木製玩具で遊べば自然に会話が生まれます
東京おもちゃ美術館ブログ
おもちゃ学芸員になったきっかけ Vol.6
11月12日(土)・13日(日)『第22期おもちゃ学芸員養成講座』 受講生を大募集中です
現在、おもちゃ学芸員(ボランティアスタッフ)として活躍している方は、
「どんなきっかけで、また、どんな思いで活動しているのか?」インタビューしました
ご興味のある方はぜひ、おもちゃ学芸員になってみませんか?
(プロフィール:おもちゃ学芸員歴2年 70代 )
突然杖を使わないと歩けなくなり、頚椎の手術をして回復しましたが歩くスピードが半分になり、
一年ばかり家に居ました。
有名な昆虫好きで解剖学者の講演で聞いた、脳は1秒過ぎれば過去として記憶するが薄れてゆく、
現在が現実に起こっていることと認識し、未来は想像でしかなく何が起こるか判らないという言葉を
思い出し、何か新しいことを始めたいと考えていました。
東京おもちゃ美術館の学芸員養成講座を知り、2015年1月から学芸員スタートし、楽しい場所で適度な
運動となり、時間はたっぷりあるので月2回のシフトの条件は十分クリアできました。
最初は子供の遊び場かとびっくりしました。一年が過ぎる頃から人間が生まれて初めて接する芸術品は
おもちゃであるだから「おもちゃ美術館」というコンセプトの意味が分かりだしました。
人類の進化とその前の哺乳類の進化の過程で、目を持ったことによる視覚(動きのバリエーション)、
水から出て聴覚(快い音)や嗅覚(自然素材のにおい)、胎盤から生まれた後の触覚(感触や大きさ重さ)
が発達した。出会ったおもちゃから受ける刺激が大切で、おもちゃと『赤ちゃん木育ひろば』や
『おもちゃのもり』の場が提供されています。
グッド・トイや手作りおもちゃで遊び、企画展示とフォローアップ講座で知識を学び、おもちゃまつり
などの活動に参加を通じておもちゃの見方が変わりました。
今年始めに木育インストラクターの講習を受け、木の素材へ注意が向くようになり、箸作りの手伝いをしました。
いろいろな知識を得て、お客さん、スタッフ、学芸員の皆さんとコミュニケーションをとりながら美術館の
ボランティアライフを楽しく過ごしています。
そしてなにより知人に、美術館ボランティアをしていると言えることや職業欄に無職から学芸員(ボランティア)
と書けることがとてもうれしいことです。
おもちゃ学芸員養成講座についてはこちらをごらんください。
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おもちゃ学芸員ってスゴイですねー。
楽しそうです。
私もいつか講座を受けてみたいです。