都心の旧校舎にNPOがミュージアムを設立
海外のデザイン性の高いおもちゃや国産の木製玩具で遊べば自然に会話が生まれます
東京おもちゃ美術館ブログ
2021年初日 お正月イベント『ただじゅんの獅子舞がやってきた!』
2021年初日 お正月イベント『ただじゅんの獅子舞がやってきた!』
2021年 1月 6日 / 東京おもちゃ美術館
明けましておめでとうございます!!
東京おもちゃ美術館は2020年1月6日(水)に新年初日を迎えました。
新年のご挨拶は、10年前から毎年恒例、多田純也さんによる獅子舞を開催。入り口前でお出迎えをさせていただきました。
皆様の幸せを願い、頭をお獅子にカプッと噛んでもらい福をいただきました。
獅子舞とは・・・お正月や祝い事のときに獅子頭をかぶって舞を行う芸能の一種です。
起源はインドと言われており、日本では16世紀頃に疫病や飢饉から人々を守るために
行われたのがはじまりとされているようです。
また、人の頭を噛むことで、その人についている悪いものを食べ、ご利益をもたらすとも信じられているそうです。
手作りおもちゃでは、紙コップ獅子舞のかたちをした「パクパク人形」のお獅子を作り
獅子舞を習い一緒に踊り、最後に練り歩きをして、おもちゃ学芸員さんの頭をカプリ。
ただじゅんさんによるミニ劇場では、獅子舞のみと思いきや太鼓や三味線、そして皿回しまで!
一緒に太鼓打ちもして、あっという間の30分でした。
太鼓や三味線に合わせてノリノリで踊ってくれたお子様。
おかげ様でこうぼうは幸せ空間となりましたよ。ご参加いただいた皆さんありがとうございました!
独楽・けん玉WEEK『新年グッドトイ まつり』も同時開催。
3階きいろのまち前の廊下には、たくさんのけん玉やおとだまが並び華やかです。
2階企画展示室には、今年度GOOD TOY受賞の『糸引きコマ立志・五重塔』や赤ちゃんでもまわせる『にぎにぎ』こまを楽しみました。
日本の伝統文化を楽しむ。お正月行事を伝承していきたいですね。
皆様に幸多い一年となりますように!!
すめ子
2021年 あけましておめでとうございます!
明けましておめでとうございます。
日本を代表する木育推進の拠点であり、多世代交流の館として定着してきた
東京おもちゃ美術館。
新たに13年目に向かう新年となりました。
昨年は、皆さん同様私たちも本当につらい一年でした。
日本の社会、そして経済において、そして、皆さんの暮らしや健康においてもこんなにも厳しい新年を迎えることになろうかと誰が予測できたでしょうか。
昨年は全国各地の1000名を超える多くの方々から多額の寄付を受けることになり、首の皮一枚だった「東京おもちゃ美術館」は何とか継続可能な状態になりました。数々のお気遣い心からお礼申し上げます。さらには、多額な寄付金に加え、心のこもった多くの励ましのお言葉が、職員一同どれほど励まされたか感謝の念に堪えません。
これを機に原点に戻って、一層身を引き締め、全国各地の皆様から愛されるおもちゃ美術館を目指してまいりたいと思います。
そして今年は、静岡県に「焼津おもちゃ美術館」、徳島県板野町に「徳島木のおもちゃ美術館」、さらには東京都檜原村に「檜原森のおもちゃ美術館」が誕生します。美術館創設に向けた官民共同事業がスタートし、沖縄、秋田、岩手を加え、おもちゃ美術館が全国に総数8館となります。
今年は、昨年に引き続き、日本財団さんの全面的な支援の下、難病児とその家族の支援の充実を図るため、全国各地100余りの施設に大型おもちゃセットを寄贈いたします。さらには、全国こども食堂支援センター「むすびえ」さんとの協働事業として、こども食堂に通う子どもたちへの遊びの支援といった新領域にもおもちゃコンサルタントやおもちゃ学芸員と共に参画しております。
どのような子どもや家族であっても楽しむことが出来る“インクルーシブミュージアム”を目指してまいりたいと思います。
福祉を拓き、芸術と遊びの文化を創る「福祉文化」の創造も当館の重要な使命です。
スタッフ、おもちゃ学芸員一同、皆様のご来館を心待ちにしております。
認定NPO法人芸術と遊び創造協会 理事長
東京おもちゃ美術館 館長 多田千尋