手作りおもちゃ学芸員養成講座が開講されました。

9月27日(水)、東京おもちゃ美術館1階の研修室にておもちゃ学芸員さんの方々を対象にした、

館内での活動、活躍の場を増やして頂く「手作りおもちゃ学芸員養成講座」が行われました!

3階の8のお部屋、おもちゃこうぼうで、子どもたちに手作りおもちゃの楽しさ、面白さを

こうぼうスタッフと共にお伝えして頂くための講座です。

団体でWSを受けに来る3歳から年長さんのお客さまの定番メニュー3点と、伝承玩具1点の計4点の

作り方を学んでいただきつつ、東京おもちゃ美術館のこうぼうが大事にしていることなどもお伝えさせて

頂きました。

手作りが大好きなおもちゃ学芸員さんたちがご参加下さり、皆さんのめり込んでそれぞれ楽しい作品に

仕上げて下さいました。

画像は伝承玩具の「もちつきぺったん」の制作風景。

講座の後、こうぼうでの3日の実習を終えて、手作りおもちゃ学芸員さんとして活動をして頂く日が

楽しみです。

ご参加ありがとうございました!

 

おもちゃ学芸員さんも募集中です!

詳しくはこちら

 

よしのふみこ

 

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【館長のグッドトイカフェ:今回のテーマは「木」】

こんにちは。

夏も過ぎ去り、東京はだんだん涼しくなり、

紅葉やイチョウがだんだん色が変わってくる季節になりました。

 

そんな中、9月19日(火)に館長のグッドトイカフェを開催しました。

館長のグッドトイカフェとは、

年に2回あるスペシャルゲストと館長が対談するおもちゃ学芸員(ボランティア)のイベントです。

 

 

今回のテーマは「木」です。

このテーマを選択した理由は、当組織には、ウッドスタート事業部という木育を推奨する事業部があり、私たちの木育の一つに、木のおもちゃから樹木や森林に思いをはせ、優しい心を育てるというものがあります。その他、グッドトイ認定玩具の中に木のおもちゃが増えてきたことや、9月16日(日)から全国の木のおもちゃ作家を紹介する「木のおもちゃ20作家展」を開催いたしました。当館で木のおもちゃが身近になった今、まずは木を好きになってもらう機会を作ろうと企画したのが今回のテーマです。

 

お迎えしたゲストは、東京農工大学名誉教授 生原 喜久雄先生です。

森林生態学、森林育林学、森林土壌学の専門家の方です。

 

 

「最高の生きた芸術品〜木の神秘に迫る〜」というテーマで、実際は専門的な難しい内容だったと思いますが、どなたでもわかるように説明してくださいました。そして、なんと生原先生は1時間半立ちっぱなしで熱い講演でした!!

 

この最高の生きた芸術品という題は、生原先生のお言葉を頂戴したのですが、木は地球の環境を感じ取り、合理的な戦略のもの、進化をしてきたそうです。広葉樹は樹木が進化したカタチですが、栄養価が高い花粉を多く飛ばさないように虫や鳥を利用して受粉をします。その虫や鳥を誘い込む為に花に適切な色をつけ、蜜をだし、時には果実を実らせます。

 

森林浴をしているとき、涼しく感じるのは、木陰だからだけではなく、光合成をするために、ビルのような大きさの樹木が大量の水を大地から吸い上げ、葉の先端まで届け、気孔(葉の裏側)から放出しているからだそうです。夏に気孔を開いたままにすると大事な水分がどんどんと出ていってしまうので、光合成を行う朝方と夕方に気孔を開き、暑い昼間は閉じているそうです。

木も人間と同じように光を感じながら生きています。

 

枝の生え方、葉っぱの付き方、花の色、カタチ全てに意味があり、こういったことが最高の生きた芸術品と言えるのだと思います。

 

どこを散歩しても見かける木ですが、突然思いを馳せてみてくださいと言われても、難しいと思います。実は木は皆さんが何気なく横を通り過ぎたときも、水を吸い上げたり、養分を樹皮に送っていたり、時には山を支え、生命を優しく包み込んでいるのです。屋久島の縄文杉は樹齢7000年という説もありますが、それほど大昔から世界を見ていると思うととてもロマンがありますよね!

 

少し興味をもって木を知ることが親しみに繋がり、木のおもちゃ、さらには自然を大事にする方が増えることを願っています。

そして、そういったちょっとしたきっかけづくりを私たちができていれば幸いです。

 

 

(画像:東京都檜原村の風景)

まずは館内で木のおもちゃに囲まれながら、木に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

 

■おもちゃ学芸員養成講座募集中!!

詳細URL:http://goodtoy.org/ttm/about/gakugeiin.html

 

■作家大集合!

木のおもちゃ作家と一緒にワークショップ

詳細URL:http://goodtoy.org/ttm/event/exhibitions.html

 

 

こびー

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『ユニバーサルマナー検定 in 東京おもちゃ美術館』開催しました!

9月のメンテナンス休館日中に、東京おもちゃ美術館にて初の「ユニバーサルマナー検定3級」を開催しました。

今年の3月に、おもちゃ学芸員向けイベントにて、講師の薄葉幸恵さんをゲストにお迎えしたご縁で

検定が実現

ユニバーサルマナーとは、障害の有無に関わらず、多様な方々に対しての向き合い方や声かけについての”心づかい”を学ぶ講座です。

こちらの検定は、大手企業や学校法人など多くのところで実施されています。

今回は、おもちゃ学芸員、おもちゃコンサルタント、そして事務局長をはじめとし当法人のスタッフと、総勢70名が受講。

 

 

そして、今回は特別に手話の講座もプラスしていただけました

基本的な挨拶から、美術館でよく訊ねられるトイレの場所について、おもちゃの表現について、などなど

何度も繰り返し教えていただき、とても有意義な学びの時間となりました。

 

 

参加者からは、「まずはできることから始めます」や、「まずは家族に伝えることから始めました」、

「2級も受けたい!」、「またお話を聞きたい!」などなど、『参加してよかった』との声がが多く寄せられています

 

東京おもちゃ美術館には多様な方が来館されます。また、普段でも、日常的に様々な人と関わって生活をしています。

この講座により、思い違いや、認識の違いなど、「はっ」とさせられる点が多いと感じられました。

 

今回開催していただいた、株式会社ミライロの皆さんに感謝申し上げます。

ありがとうございました。

 

 

はっち

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第24期おもちゃ学芸員養成講座 受講生募集中!

おもちゃ学芸員は、赤いエプロンがユニフォームの遊びの案内人です。

おもちゃと人、人と人を繋ぐ架け橋のような存在でもあります。

 

現在、10代~80代までの約300名の方が登録され

世代を超え、職業も様々であるため、同じ趣味を持つ方など仲間もでき、ご自身のスキルアップとして活動しています。

 

おもちゃ学芸員養成講座では、おもちゃや遊びの楽しさを体感できるカリキュラムがたくさん

 

先輩おもちゃ学芸員さんと交流しながら、アナログゲームで一勝負

 

只今、第24期おもちゃ学芸員養成講座の受講生を募集中です

 

生涯学習の学び舎『東京おもちゃ美術館』にて、ぜひ来館者の皆さんに

わくわく どきどき を伝えてください

詳しくはこちらから

 

 

はっち

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夏休み限定のワークショップイベント!後半

夏の特別イベントの様子、後半です

前半の様子はこちら

8/9()「おままごとキッチン」を作ろう!

ばんちか工房 番匠智香子さんと作る木製キッチンです。

 

電動ドリルドライバーや金づちが初めてでも大丈夫。

最初は少しこわくても、正しく使えばとても便利な工具たちです。

 

お父さんたちが大活躍!!

 

ピカピカのキッチンができました

 

8/16()カンナで「マイ箸」を作ろう!

おもちゃ学芸員さんによる、国産ヤマザクラ、またはヒノキのお箸づくり。

森林の多い日本だけど、その資源が有効に使われていないのが現状。

みんなの生活の中に木を取り入れることから始めよう!

 

カンナ削りは体全体を使って。

 

くるみの殻を割り、オイルを作るところから自分で

 

オリジナルの箸袋に入れたら、世界に一つしかないお箸ができました!

 

8/23()「回り灯篭」を作ろう!

電球の熱で優しく回る灯篭づくりです。

教えてくれたのはおもちゃ学芸員の森田裕允さん。

障子紙と内側のフィルムには自分で絵を描きます。

内部の羽、電球ソケットの取り付けなど、難しい作業に集中。

 

明かりがついた!!!!

ゆっくり回りだした灯篭を満足気に眺める姿が印象的でした

 

8/25()「木製ヘリコプター」を作ろう!

木っころの会 青井佐市さんとヘリコプターを作りました。

 

皆さん、丁寧にサンドペーパーで磨いてくれました。

 

裏面にサインをしたら、自分だけのヘリコプターが完成です!

贈り物にしたいという方が多く、思いがこもった作品づくりとなりました

 

8/26()自分がのぼる!?「のぼり人形」を作ろう!

toy-spice! ともちかごうさんによるのぼり人形づくり。

ただののぼり人形ではありませんよ。

そう、自分自身が好きなものに変身してのぼっていくんです!

 

何に変身するか、どんな背景をのぼるかを考えながら手を動かして・・・

 

驚くようなアイディア作品が飛び出す時間となりました

 


いかがでしたか?楽しい雰囲気が伝わりましたでしょうか。

多くのお客さまの心に残る夏休みの思い出になっていたら嬉しいです

 

東京おもちゃ美術館ではてづくりおもちゃおもちゃ学芸員によるイベント不定期開催のおすすめイベントなど、これからも様々なプログラムをご用意して皆さんをお待ちしております!

 

リリー

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 夏休み限定のワークショップイベント!前半

「自由研究」をテーマに開催した夏の特別イベントの様子を一気にご紹介します!

7/29() 「流木オブジェ」を作ろう!

造形作家の神岡学さんが故郷新潟の海岸で拾った流木で作ります。

好きな姿の流木を選び、貝殻や木の実などの素材を飾りつけていきます。

 

グルーガンを使う時は慎重に・・・

 

3度目の参加のご兄弟!お兄さんは去年よりも作品がシックに

流木たちが、子どもたちのアイディアでまた生まれ変わることができました!

 

7/30() 「ぽきぽきクーゲルバーン」を作ろう!

木を好きな長さにぽきぽきと折って、木の玉転がしを作ります。

講師はTOYこうぼう、アトリエそうわーくすさんの奥津夫妻。

 

材のカットを工夫してあり、子どもの手でも簡単にポキッと折ることができます。

 

お母さんとルートの相談中・・・

 

ゴールが3つもある作品、 大好きな電車をモチーフにした作品・・・個性あふれるクーゲルバーンができました

 

8/2() 「卓上サッカーゲーム」を作ろう!

おもちゃ学芸員の小中建史さんによる、磁石の力でプレイヤーを動かす、卓上サイズのサッカーゲームづくり。

細かい材料を工程通りに組み立てていくため、みんな真剣に説明を聞いています。

 

集中するまなざしがかっこいい!!

出来上がったらさっそくプレイ開始!

親子で、兄弟で、お友だちと。誰かと一緒に遊べるところがいいですね


8/4() 畳屋と作る「いぐさにんぎょう・いぐさねずみ」

ご近所の畳屋さん、高岡屋常川畳店の6代目 常川泰平さんと、国産いぐさを使った作品づくりを行いました。

まずは畳について知るために、昨年も好評だった畳の解体ショー!


畳縁を除く手さばきに歓声が

普段のお掃除の仕方は?メンテナンスをするとどのくらいもつの?

保護者の方も普段聞くことの少ない畳のことに興味津々。

 

いぐさのよい香りに包まれながら、おだやかに創造をふくらませることができました

 

8/5() からくりおもちゃ「ウロウロ犬」を作ろう!

 からくりおもちゃ作家でありおもちゃ学芸員の舟喜光一さんによるワークショップ。

 

一度キットを組み立てたら、すぐに分解!

こうすることで作業の見通しをつけて、からくりの仕組みを理解することができるんです

 

上手にウロウロするかな?

 

くすっと笑えるウロウロ犬が完成しました!

 

後半に続きます!

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