都心の旧校舎にNPOがミュージアムを設立
海外のデザイン性の高いおもちゃや国産の木製玩具で遊べば自然に会話が生まれます
東京おもちゃ美術館ブログ
10周年記念 おもちゃ学芸員感謝祭 ~ 梅若能楽学院会館 ~
東京おもちゃ美術館は2018年4月20日に、10周年を迎えました。
記念事業の一つ、おもちゃ学芸員さんへ日ごろの感謝の気持ちを伝えたく
【 ~10年間の感謝を込めて ― 東京おもちゃ美術館と日本伝統芸能 ~
おもちゃ学芸員感謝祭 in 梅若能楽学院会館 】を12月20日に開催。
第一幕は、舞台上演と遊びだったらお任せあれ!の旅芸人、そして当法人の理事でもある、
多田純也さんによる【おめでたや】【獅子舞】。
ウッドスタート事業部で、三味線が趣味の男性職員、そして故・津川雅彦さんが経営していたおもちゃ屋・グランパパにて、津川さんの右腕として
そしてカリスマ店員とも称された宮森相談役も加わり、
東京おもちゃ美術館スタッフによる【花笠音頭】を見事に踊りきりました。
今回、会場をお借りした梅若能楽学院会館さんの能舞台を大事に使わせていただくため、
舞台に上がるスタッフ全員が足袋を履いての出演でした。
イベントの表の仕掛人・多田千尋館長も足袋で登場し、松の前でのご挨拶。
そして第二幕では、能舞台にふさわしく、プロの方々による伝統芸能の数々…。
まずは、当法人の高齢者開発センターで長年お付き合いのあるアクティビティーディレクターのご子息で、宝生流 能楽師の方々による【舞囃子 高砂】をご披露いただきました。
その後は、能楽師・川瀬隆士さんによる「高砂」の解説。相生とは「共に生き、老いること」。
なんだかじーんとくるお話し。
その後は、ワークショップとして、貴重な面(おもて)を実際につけさせていただき、
感想を一言「視界が狭いです…」。
そうなんです! そのため能楽師は、四つの柱と正面の松の絵で、自分の位置を確認したり、
東西南北の方角を示したり等々。
他にも、摺り足体験や泣きの演じ方など、お能の素晴らしさを体感したひとときでした。
また、参加者250名全員での【謡体験】にて、高砂を、川瀬さんに続いて謡いましたが、
同じ舞台で聴けるという幸運に女性陣も、思わずうっとりと聞惚れてしまったのは、言うまでもなく
最後は、お稽古をつけていただき「ありがとうございました」とお辞儀をして終了
そしてトリは、以前も、おもちゃ学芸員関連イベントにてご協力いただいた
講談師の神田山緑さんによる新作講談二本立て。
(普通、新作は一本のみとのことでしたが、今回は特別に)
神田さんは、中野区の観光大使も務めていらっしゃり、そして3月に真打に昇進されました
「その一 東京おもちゃ美術館物語」
「その二 笑いあり、涙あり、おもちゃ学芸員の人々」
それぞれが、この10年間の出来事を思い起こし、懐かしく、そして楽しく、素晴らしいストーリーで
東京おもちゃ美術館の講談が世にでた記念すべき一夜。
「講談はためになる」本当にその通りですね。
「感動した」「泣いてしまった」「心にじーんときた」などなど、多くのご感想をいただけました。
ご協力いただいた皆様、そしてご参加頂いた皆様、本当にありがとうございました。
また、東京おもちゃ美術館にご来館頂いた皆様、お心をお寄せくださった皆様
スタッフ一同感謝申し上げます。
今後も、精進してまいりますので、皆様のお力添えを、どうぞよろしくお願いいたします。
はっち
【ワークショップ】木のおもちゃ作家と木工作を楽しもう!
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おとなもこどもも大歓迎!
詳細は、以下のURLをご参照いただけますでしょうか。
是非奮ってご参加ください!
■イベントの詳細・お申込はこちら
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■お問合せ:東京おもちゃ美術館・貝原(かいはら)