都心の旧校舎にNPOがミュージアムを設立
海外のデザイン性の高いおもちゃや国産の木製玩具で遊べば自然に会話が生まれます
東京おもちゃ美術館ブログ
JICA 中西部アフリカ幼児教育研修 2017
JICA 中西部アフリカ幼児教育研修の一貫として、毎年東京おもちゃ美術館にて実施しています。
今年度は、ベナン、ブルキナファソ、カメルーン、チャド、コートジボアール、ニジェール、セネガル、
ガボン、ギニアの9カ国から計15名が来日。
中央または地方の視学官・教育官や、教育養成校の教師の方々です。
『アナログゲーム体験』では、どのテーブルでも大きな笑いと、悔しがる声が響き渡り、真剣に遊んでいる様子。
かえるを弾いてバケツに入れるゲームでは、いたるところで、空中落下するカエルが大量におり、捕獲するのがもう大変
身近な材料で自分だけの”おもちゃ”を作ろう!ということで、紙コップがパペット風に
おなじみ「ぱくぱく人形」に挑戦。独特の色使いやキャラクターを描かれるので、見ている側もとても楽しめます。
そして、東京おもちゃ美術館が推奨する木育について、赤ちゃん木育ひろばでの事例や、
木で育てる・木で育む という話しを、とても熱心に聞かれていました。
そして、フランスのブロック『KAPLA』や、プラスティック製のブロックなど、まずは自分が楽しむ、という体感を通して”遊び”の大切さを感じ取っていただいたようです。
また、日本の伝承遊び”わらべうた”を、お手玉や、自分の腕の広さの『マイあやとり紐』作りも体験。
昨年は「お・な・べ・ふ」がとても人気でしたが、今年はどうかというと…
あやとり紐で遊ぶ「糸ひけ ぶんぶん 豆引け がーらがら」が、大人気で写真を撮る時も、
「チーズ」ではなく「糸引けぶんぶん…」という人もいれば、「おなべふ」という人もいたり
歌いながら遊ぶことに、自然と体でリズムをとりアフリカンテイストが入った「わらべうた」はとても新鮮でした。
最後に感想として「今日、私達は子どもになりました。遊びの楽しみが感じられました。」と。
また、「昔の遊びを記録しておくなどの、まとまった資料がありません」という感想があり、
『でしたらなおさら、伝え続けていってほしい』、『大事なことを伝えることが”大事”』だと、日本わらべうた協会の田村理事(おもちゃ学芸員)もお話されていました。
絶対的貧困層の割合が他の途上国・地域と比較して高く、生活環境が厳しい国々では、幼児発達支援に関する政策を優先課題として、あげることができません。
また、専門の人材が不足している状況の中で、質の向上を一つの目的としている今回の研修にて、
東京おもちゃ美術館で体験したことが、お役に立つことを願いつつ、
みなさんと、またいつか何処かでお会い出来る日を楽しみにしています
はっち
東京おもちゃまつり2017
2017年10月14日~15日@東京おもちゃ美術館+四谷ひろば
雨のなかご来場いただきありがとうございました。
来年もぜひ遊びにいらしてください!
穴場スポット発見! ~外部見学会~
今回の外部見学会は2か所の都内穴場スポットを巡ってきました!
皆さん地震や災害など「もしも」の時の備え、していますか?
「池袋防災館」では災害時に備えインストラクターの方が付く防災ツアーを体験することができます。
最初に体験したのは2011年3月11日に起きた東日本大震災の揺れ。
余りの揺れに隠れた机から放り出されないよう必死でした。
その他にも模擬消化訓練や人工の煙の中、出口を探す体験などがありました。
3.11以降、日本人は勿論、海外の方の需要も高まってきているという事で
私たちもドイツの交換留学生たちと一緒にツアーを行いましたが、さすがはおもちゃ学芸員!
「グーテンターク!」と声をかけあっという間に仲良くなっていました。
地震が来たら頑丈な物の下に隠れ頭を守る、火事が起きたら姿勢を低くして煙を吸い込まないようにする、消火活動は声を掛け合って・・・
知っているようでもいざ起こってしまったとき行動できるでしょうか。
日本は世界第4位の地震大国。
冷静な判断が自分の命を守ります。
楽しいツアーではありましたが、もう一度防災意識を見直すきっかけになりました。
その後の古代オリエント博物館では、ハイテクなタッチパネルや映像ガイダンスなど
時間がいくらあっても足りないくらいオリエント世界を堪能しました!
写真が載せられないので残念ですが、定期的に企画展示も変わるようなので是非行ってみてください♪
たむたむ