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土器が焼きあがってきた*(ハート)*。

2009-09-11 06:24:00 | 徒然なるままに
9月9日(水)

1年生の土器が焼きあがってきた。
夕方の学年会議が終わって、生徒たちを下校させたのが6:00。
それから10:00過ぎまで土器の飾り付けを頑張った。
一体化している大物時はいいのだが、細かいパーツに分かれていたり、小さい作品をいくつも作っている生徒がいたり、名前のないもの、あってもイニシャルしか彫っていないものをいちいち確認して並べるのは本当に至難の業で、時間がかかってしまった。まるで、ジグソーパズルか、神経衰弱だ。
美術係りに手伝ってもらおうかとも思ったが、割ったら『ごめんなさい』ではすまないので、全部私が慎重に扱わなければならない。

夏休みに、みんなの『余って困った粘土』をかき集め、固くなったものは粉砕して粉にし、水につけて柔らかくして錬りこんだ粘土で作った『トトロ』も立派に焼きあがってきた*(ニヤ)*。

テラコッタ色に焼きあがってきた作品は、色も音もとてもきれいだ*(うるうる)**(音符)**(ハート6つ)*

すべて展示し終わったのは夜中だったが、これ帰路を見た生徒たちの笑顔を想像しながらに付いたのだが、まさに神経は衰弱して、帰宅したとたん、充電切れとなってしまった。バタン・キュー*(すっぱい)*←古*(汗)*。

*(本)*読書の秋 *(紅葉)*

2009-09-11 06:07:00 | 徒然なるままに
9月8日(月)

1年生の今学期のメイン課題は、『読書感想画』。

実技に入る前に、参考作品を見せたのだが、意外なことに一般的によく知られているだろうと思われる物語を知らない生徒が多かった。
たとえば、
芥川龍之介の『くもの糸』
宮澤賢治の『銀河鉄道の夜』
日本昔話の『鶴の恩返し』
メーテルリンクの『青い鳥』
など、作者名やタイトルは聞いたことあっても、読んだことがないのだろう。
あらすじを紹介し、描かれている場面の解説をすると、結構興味を持って話を聞いてくれていた。

『くもの糸』の作品は、カンダタが地獄の血の池から必死にくもの糸を上っていく場面の絵なのだが、
「カンダタは一休みし、どのくらい上ってきたのかふっと下を見下ろしたら、たくさんの地獄の亡者たちがうじゃうじゃとカンダタの後を応用に這い登ってくるではありませんか!
その瞬間、カンダタは叫びました。
さあ、なんと言ったでしょう?」
と何人かの生徒にカンダタの気持ちになって言わせてみたり、
どこからその糸が切れたか考えさせたり・・・。
読書しても字面を追うだけで、なかなか物語に入り込めない子達でも、こんなたわいのないクイズ形式で物語の紹介をすると、読んでみようと言う気持ちになるのか、反応は面白いくらいによかった。

『活字離れ』が叫ばれて久しい。
でも、子どもたちは、けして『物語』が嫌いなのではない。


私は、アニメの仕事も人形劇もやってきた『ビジュアル』で見せることについてはいろいろなノウ・ハウを持っている。
が、一番得意なことは、『素話』いわゆる『読み聞かせ』だ。
まるで、今、まさに目の前でそのことが起こっているように話したり、その登場人物たちになりきって『セリフ』を言うのが好きだ。

絵がなくても、結構子どもたちはのって、集中して聞いてくれている。
『読み聞かせ』は、小さい子専用ではない。中学生だからこその感性を磨く上でも、『読み聞かせ』『素話』『朗読』は有効だと思う。