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ホームシックならぬ、スクールシック*(涙)*

2009-09-22 23:06:00 | 徒然なるままに
9月22日(火)

今日は、久々に前任校を訪れた。
今、1~3年生に教えている『モダンアートテクニック』の参考作品を借りに。

懐かしい校舎に入り、無意識に以前自分が使っていた下駄箱に上履きを探してしまった。
嗚呼、もう私はこの学校の職員ではないのだと言う当たり前の現実に胸がちくりと痛んだ。

職員室で、元同僚の先生と雑談、近況報告をする。
たった半年前のことなのに、あの頃が無性に懐かしい。
そう思えるほど、思い出も思い入れもたくさんある学校、学年だった。
預かった生徒たちの作品を改めて眺めながら、みんなの顔や、作品を制作した時のことを懐かしく、でも鮮明に思い出した。みんな、よくがんばってくれたなぁ・・・。

現勤務校も、1年後、こんな思いで振り返ることができるように、後半年、精一杯がんばろうと思う。

午後、津田沼に住む妹が、近くの町に用事があると言うので、用件が済んだ後、久しぶりに会ってお茶をした。
話に夢中になっているうちに遅くなったので、子どもたちも一緒に夕飯を食べようと言うことになり、みんなで回転寿司で食べた。

さて、明日はお彼岸の中日であり、連休最終日。
トリノ・エジプト展に行こうと思っていたが、衣替えも、庭の草取りや剪定もやりかけのまま連休が終わってはすっきりしないので、明日は気合を入れて家事をやろうと思う。
遠くてお墓参りにはいけない分、おじいちゃんとおばあちゃんの写真立てをきれいにして、お花を飾り、おはぎを作ろう。


*(映画)*『サマーウォーズ』再び

2009-09-22 06:01:00 | 徒然なるままに
9月21日(月)

*(映画)*のはしご2本目は『サマーウォーズ』http://s-wars.jp/index.html
公開間もない頃、一人で見に行き、これは帰省したら、親・弟妹・子どもたちを引き連れてみんなで見に行こうと思っていたら、故郷の石巻では上映していなかった。残念。
その上映期間も間もなく終わると言うので、どうしても中2の末娘には見せておきたかったので、試合も終わって1日お休みと言う末娘と一緒に見た。

見終えてから思ったのだが、敬老の日にこの作品を見るのはすごくタイムリーだったと思う。
90歳のおばあちゃんのお誕生日を祝いに集まってきた『ご親せきの皆様』と、彼氏のフリをするバイトで来た都会のヘタレ少年が、おばあちゃんに励まされ、地球の危機を救う話だ。

たとえ、負け戦と分かっていても、最後の最後まで諦めないこと。
人様の役に立つ人間になること。
人との出会いや絆を大切にすること。
家族はみんな手を取り合って協力すること。
一番いけないことは、お腹を空かせて一人ぼっちでいること・・・。


帰りの車で、娘といろんな話をしながら帰って来た。(とはいえ、ほとんどわたしがしゃべっていたのだが・・・)
「あんなに口うるさく親に言われてきたことが、いざと言うとき、『嗚呼、こういうときのことを言ってたんだ』とすごく納得いくことがある。それが、すごい勇気を与えてくれるときもあれば、後悔と反省の理由になるときもある。
『大人』は体が大きくなって、年取るだけでは『大人』とはいえない。
成功も失敗も挫折もいっぱい経験して、乗り越えて、反省して、そこから何かを学んで成長し続ける人を『大人』と言うんだ。」

「『何で自分がこんな目にあったり、こんな思いをしなくちゃいけないんだろう』っていうことにぶち当たったら、命にかかわることではない限り、その問題から逃げるな。言い訳したり、人のせいにしたり、被害妄想になるな。
私がもし、『ぴっぴの人生』の物語を描くなら、ぴっぴを甘やかしたり、よいしょしたり、なんでもいうことを聞いてくれるぴっぴに都合のいい人ばかりを登場させないよ。
ライバルや、ありえないような敵や困難な状況や苦労を与えると思うな。
だって、順風満帆な物語なんてつまらないし、ハラハラドキドキするような展開や山あり谷ありのストーリー展開のほうが、ドラマチックじゃない?
主人公が困難を乗り越えて、敵をも味方につけて成長していくから面白いんじゃない。『ドラゴンボール』や『ワン・ピース』なんてその王道を行っているから人気があるんだと思うよ。

ゲームだってそうでしょ?簡単にクリアーできるようなゲームはやりがいがない。
難しいのを何回も挑戦して、攻略法を考えて、勝つまで諦めないで、難しいステージをクリアーできたときの達成感を味わって、更に次の難しいステージに挑戦できるんだから。
途中で、諦めて放り出したら、そこでゲームオーバー。永遠にゴールにはたどり着けない。
勝ち進むために必要な『アイテム』も得られず、『仲間』に出逢うこともなく、リタイアしてしまうのか・・・。

今、現実にぶつかっている壁は、『すでに用意されていたLesson』なのかも知れないよ。
乗り越え方は、何通りもあると思う。
失敗ししてもいいから、いろいろ試して見て、自分で納得の行く乗り越え方を見つけなね。
でも、たまに、『取り返しのつかない失敗』が見えないところで口をあけて待っているから、気をつけて。タイミングも大事だよ。
そのためにも、『大人』の経験談や忠告はうざくても、耳に入れておいたほうがいいよ。それが後で必ず役に立つ時があるんだから。」


後部座席に座っていた末娘は、ため息つくでもなく、寝ている様子もなかったようなので、終始黙ってはいても話は聞いていたように思う。

『20世紀少年』にも『サマーウォーズ』にも、私の話をより説得力のある話として裏付けてくれるようなシーンや台詞がたくさんちりばめられていて、すごく助かった。

『自分の人生の中では自分が主人公』
ゲームのように、死んでもまたリセットすれば蘇って、再び最初からゲームをやり直せるわけには行かない。
でも、生きてさえいれば、途中からでも諦めずに立ち直ることや、違う道を選択することはできる。
『いつでも、ここから』なのだと思う。
そして、自分の人生を精一杯生きて、最期は『きれいな死に顔』と言われて、人生を全うしたいと思う。

末娘は、これから先の人生の中で、どんな時に今日の私の話を思い出すのだろうか・・・。
娘の人生が、幸多き、実り多きものでありますように・・・。

映画*(映画)*「20世紀少年 <最終章> ぼくらの旗」

2009-09-22 00:42:00 | 徒然なるままに
9月21日(月)

梨園を後にして、今日は末娘と2本の映画のはしごをした。

1本目は『20世紀少年3』http://www.20thboys.com/index.html
ネタバレになるので、詳しく書くのは控えるが、ケンヂたちが私より2歳年上だと知って、より親近感を覚えた。
音楽といい、出てくる当時流行っていた物の固有名詞など、ストーリーの面白さとは別に自分もあの時代に帰って、自分の幼少時代とリンクさせて楽しめる面白さがあるのは、同年代という設定の特典かな。

一応、3部まで観たので、いよいよ『原作』を読破しようと思う。
パンフレットにも載っているが、俳優たちは、原作の登場人物そっくりの扮装だったが、キャラクターも同じように役作りしたのだろう。その辺を読むのも楽しみだ。

3部まで見て、もう一度最初から見直したら、いろいろな伏線がパズルを解くように分かってきて、『1粒で2度美味しい』見方ができるかもしれない。
いや、『原作と異なるもう一つの結末、もう一人のともだち』との映画と原作の違いもまた興味深い。


私にも『決着をつけなければならない過去』が山ほどある。
でも、現実には過去に遡る事はできない。
何故ならば、『現在』は『過去』の延長線上にあるから。
でもまた、『未来』は『現在』の延長線上にある。
変えられるのは、今の自分と未来だけ。
来年『半世紀少女』になってしまう私。
40年前の自分は、いったいどんなことを考えていたんだろう。

♪あの頃の未来に 僕らは立っているのかな・・・

20世紀の少年たちは、今を生きる21世紀の少年たちにどんなことを伝え、残していけるのだろう?

ロックを歌うケンヂを見ながら、今年亡くなった忌野清志郎とダブってしまい、涙が出た。

敬老のお祝いに、幻の梨「かおり」を贈る

2009-09-22 00:22:00 | 徒然なるままに
9月21日(月)

今日は敬老の日。
末娘とお祝いに梨を送りに梨園に行った。
先日梨の選果場に行ったとき、大活躍だった梨園の生徒の家に、はるばる買いに行った。
今の品種は新高が主流になってきているのだが、『かおり』という品種もあるとのことで、新高とかおりの詰め合わせを送ってもらった。http://kakaku.com/food_drink/ss_0016_0028/0003/0009/ma_0/S0000043736/

新高も大玉の梨だが、かおりも負けないくらい大玉で、色は青りんごのような緑色をしている。
味見用にお土産にいただいたかおりを冷やして食したところ、今まで食べたことのない味で、みずみずしく、とってもおいしかった。
梨園の生徒が「うちの梨はおいしい」と自慢するだけあった。ご馳走様でした~!!
梨園の方に梨作りの苦労話を聞いて興味を持った末娘は、
「来年はバイトに来ないか」
と誘われて大いにノリ気になっていたが、来年は受験生。大学生になったら、1ヶ月ぐらい住み込みで頑張ってみるか?私のように。(ちなみに私は大学時代の夏休み、山梨の桃と葡萄の農家で1か月住み込みで働いたことがある。)

梨園を後にして車を走らせていると、農作業が大好きな末娘は、
「いいなあ~この風景!梨畑に葡萄畑、田んぼや野菜畑、小川があるなんて、憧れるな~!!それに近くに温泉もあるなんて!」
と、窓の外に広がる風景をうっとりと眺めていた。
釣りも大好きな末娘に、
「嫁に行くなら、漁師の家と農家とどっちがいい?」
と聞いたら、
「悩むな~・・・。でもどちらか選べと言われたら、農家かな。船は台風が来たら怖いもん」
と言うので、
「農家もお天気には左右される大変な仕事だよ」
と言ったら、
「う~ん・・・。でも、自分で育てたものを収穫したいから、やっぱり農家かな」

彼女の夢は『パテシエ』。将来、自分で育てた美味しい果物を素材にしたお菓子作りをしている姿が、目に浮かぶようだ。(嗚呼、超親馬鹿!)