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中秋の名月

2009-10-04 16:25:00 | 徒然なるままに
10月3日(土)

今日は中秋の名月。
朝から雨が振ったりやんだり気まぐれなお天気だったが、夜は皓皓とよい満月が見えた。
夕方、末娘の発表会の衣装を買い物に行きながら、お月見用の食料の買出しもしてきた。

我が家はかなりアニバーサリーな家族だと思う。
そういう風に育てたのは、私自身の責任でもあるのだが・・・。
お誕生日や各種記念日、命日などはもちろん、お正月、小正月、節分に始まって、年末は、冬至、大晦日まで、その日に作るもの、食べるもの、やることが決まっている。
私自身、子どもの頃なんとなく祖母や母がこだわっていたことを追随しているのだろうが、習慣とは恐ろしいもので、その年中行事をこなさないとなんだか落ち着かないのだ。

働き出すまでは、食事もお供えも手作りで、それなりに手の込んだものを作っていたように思う。
夜寝る前には、その季節や行事にちなんだお話を読んであげたりしていた。
子どもたちが小さい頃には、幼稚園で人形劇をやっていたせいもあるのだろう。
お月見には、『かぐや姫』『おむすびころりん』『14ひきのおつきみ』は、毎年必ずリクエストされた。
そういうものだと思って子どもたちは育っているので、最近の子どもたち(特に娘たち)は、読み聞かせは卒業したものの、私が、料理を出来合いのもので済ませようとするととても厳しい。


その子どもたちも、先日書いたように、長男は今月で21歳、長女は18歳、末娘は13歳。遠からずそれぞれの巣立ちのときを迎える。
来春から家を出て自活をする長女などは、後、半年しか一緒にいられないのだ。
娘が手伝ってくれた白玉団子を茹でながら、
「来年の今月今夜、再来年の今月今夜のこの月をお前はどこで見ているのだろうねぇ・・・」
などと『金色夜叉』の台詞のようなことを考えていました。

今年のクリスマスは、長男・長女はそれぞれのお相手と過ごすのだろうし・・・。
♪恋人がサンタクロース!の世界に行ってしまうんだなあ・・・。
「今年はサンタさんに、何をお願いするの?」
「早く寝ないとサンタさんがお家を通り過ぎてしまうよ」
なんて話をしていたのは、ついこの前のことだったのに・・・。

なんて、感傷に浸っている暇はない。
いつまでも、子どもは手元にはいないもの。それは18歳で上京した私自身がそうだったように・・・。
子どもたちと一緒に過ごせるかけがえのない日々を大切にすごそう。子どもたちが自活するようになっても、困らないように、自立した生活ができるように仕込んでいかなくては。
まあ、最初は失敗続きでも、その失敗から何かを学んで一人前になっていくんだけれど・・・。
『お月見団子』の作り方、栗ご飯の味付けの仕方、などなど・・・。
いろんなコツやらウラ業を機会を作って教えていこう。

来年の中秋の名月、5年後の中秋の名月、10年後の中秋の名月・・・それから先もずっとずっと、子どもたちが元気で、愛する人や家族と一緒に、美味しいお月見団子や栗ご飯を作って、楽しいお月見ができていますように・・・。
そして、子どもたちに、夢のあるお話を聞かせてあげられる、優しいパパやママになっていますように・・・。(気が早いか・・・)