鈴なりのアキグミ(秋茱萸)の実と出会いました。
こんなに実のついたグミを見たのは初めてでした。
こどもの頃食べていたことを思い出し、数粒口にしてみました。懐かしい味でした。
直径7~8ミリの小さな丸い実です。
こんな大きな株立ちの木でした。
道路沿いの空き地で元は山だったと思える場所でした。
アキグミ(秋茱萸)は、北海道道央以南、本州、四国、九州に広く分布しているそうです。
秋に赤く熟すグミから、アキグミという名になったとか。
赤くなり始めは食べると渋みを感じるものの、霜がおりるころになると甘くなるそうです。
実は食用になり、果実酒にするとおいしいそうです。
おいしいだけでなく、新陳代謝の促進、疲労回復、食欲増進、強壮、美容等に効能のある健康薬酒になるそうです。
越冬冬鳥のキンクロハジロ(金黒羽白)は潜水名人(鳥)のようです。
5羽のグループが次から次に潜り、それもかなり長い時間潜っていました。
ただ、何をとって食べているのかは見ることができませんでした。
翼(羽)のフチの部分が白い方がオスです。
繁殖期のオスは後頭部の羽毛(冠羽)が長く伸びるそうです。
「目が金、背が黒、羽のフチの部分が白」、これが、キンクロハジロという名の由来とか。
シベリアやヨーロッパ北部などで繁殖し、冬季は南下して日本などで越冬するのだそうです。
潜って何をとるのかと思いきや、シジミなどの貝類を主食にしているそうです。
海女さんやラッコ並みで、まさに潜水名人(鳥)ですね。
5羽のグーループがそれぞれ次から次に潜っている状況を動画で撮ってみました。
風の音が入っていますが、クリックしてみてください。
https://youtu.be/jmSkgUoNyx0
今、黒い小さな実が鈴なり状態でなっているのをあちこちで見かけます。
トウネズミモチ(唐鼠黐)の実です。
もう少し熟すと小鳥たちの格好のエサになるようです。
樹高は3mくらいでした。鈴なり状態で枝が垂れ下がっていました。
トウネズミモチ(唐鼠黐)は、名とおり原産は中国(唐)だそうです。
鳥による種子の拡散で広まっており、外来生物法の「要注意外来生物」に指定されているそうです。
非常によく似たものに日本原産の「ネズミモチ」があるそうです。
果実がネズミの糞に、葉がモチノキに似ていることからこの名になったとか。
ネズミモチとトウネズミモチの違いは、次のような点だそうです。
①ネズミモチの果序(実のついている軸)は白っぽいが、トウネズミモチの果序は赤茶色。
②ネズミモチの実は細長い楕円形に見えるが、トウネズミモチの実は丸っこく見える。
②ネズミモチの葉脈は透けて見えないが、トウネズミモチの葉脈は透けて見える。
葉も写していました。
これらの状況から、今日見たものはトウネズミモチに間違いないようでした。
既に大きくなっているハクモクレンの冬芽は、暖かそうな毛皮のコートを着ています。
ところがコート(上着)を脱ぎ捨てようとしている芽がありました。
これから厳寒の季節を迎えるというのに・・・?
既に大きな花芽をつけています。毛皮のコートを着ているようで、暖かそうです。
コートを脱いでいるようで、また下に暖かそうな毛皮が見えていました。
2枚脱ごうとしているものもありました。 風邪をひかないのですかね?
心配ご無用。ハクモクレンの冬芽は3枚重ねになっているそうです。
つぼみがふくらむにしたがって外皮を1枚ずつ脱ぎ、3月頃に最後の1枚を脱ぎ花を咲かせるそうです。
よくできているものですね。
今日は冬至だそうです。
そんな時期なのにスイセンが咲いていました。
スイセンは春の花と思っていましたが、早咲き遅咲きといろいろあるようです。
つぼみもふくらんでいました。
ニホンズイセン(日本水仙)という品種のようです。
スイセンは春の花と思っていましたが、ニホンズイセンは早咲きで12月~2月が開花期だそうです。
ところで冬至は、一年のうち夜が最も長くなる日です。明日からは少しずつ日が長くなります。
ところが、これから正月を迎え、「寒の入り」、「大寒」と寒さは厳しくなっていきます。
それは、地球が冷えたり暖まったりするのに時間がかかるからだそうです。
まだこれから1か月余りは、地球が冷え込んでいくのだそうです。
スイセンやいろいろな花々が咲き乱れる春が待ち遠しいですね。