四季折々

~感じるままに~

オニユリとコオニユリ

2024-07-03 05:22:16 | 写真・花
町のあちこちでオニユリ(鬼百合)が咲き始めています。
赤い花びらに不気味な感じの黒い斑点模様、「赤鬼」を連想させるので、この名になったとか。
昨日はウォーキング中には、オニユリとコオニユリ(小鬼百合)の両方に出会いました。

その1 オニユリ(鬼百合)





まだ咲き始めのようでした。

別のお宅でも咲いていました。





茎の葉の付け根に、黒紫色の実のようなものがついています。
これは「珠芽(ムカゴ)」だそうです。
オニユリは結実はせず、このムカゴと、根茎にできる木子で繁殖するのだそうです。
原産地は中国で、北海道から九州にかけて、人里近くに分布(自生)しているそうです。
大形の鱗茎(リンケイ)を百合根として食用にするため、古い時代に渡来したのだそうです。
ムカゴも食用になるそうです。
日本にはムカゴをつけるユリは、オニユリしかないそうです。
なお、葉は幅広で分厚い感じでした。

その2 コオニユリ(小鬼百合)





オニユリによく似ていますが、色が黄色っぽい感じで薄く、少し小型でした。
葉は細長く、オニユリのように分厚くなく弱々しい感じでした。
そして、大きな違いはムカゴがついていませんでした。
コオニユリにはムカゴはつかないものの、結実し、その種子と根茎にできる木子で繁殖するのだとか。
原産地は日本など東アジアで、東北から九州にかけて、やはり人里近くに分布(自生)しているそうです。
(北海道で見られるものは鑑賞用で植えられているもので、自生はしていなかったとか)
この鱗茎(リンケイ)も食用になるそうです。

同じような花なのに、色や大きさが少し違っていて、
ムカゴのありなし。 結実する、しない。・・・ 不思議ですね。











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鈴蘭の木の花

2024-07-02 05:30:25 | 写真・花
さきおととい(6月29日)の朝06:50ころ写していたものです。


名のとおり、ズラン(鈴蘭)に似た花が穂状に垂れて咲き、まだ咲き始めでしたが、

つぼみが鈴なり状態でした。









     

秋には、こんなにきれいに紅葉していました。(昨年11月28日に写していました)



民家の庭にシンボルツリーとして植えられています。

庭の中まで写していますが、奥さんが妻の友達(同級生)なので、遠慮なく接させてもらっています。

スズランノキ(鈴蘭の木)はアメリカ南東部原産とか。
ツツジ科オキシデンドルム属の落葉樹だそうで、秋の赤い紅葉が見事で、
なんと、ニシキギ(錦木)、ニッサ(ニッサボク)とともに、世界三大紅葉樹の一つとされているそうです。
葉が薄く光が透けるような紅葉や楓の赤色などとは異なり、
鈴蘭の木の葉は肉厚で、真っ赤と表現した方がいいほど鮮やかな赤色が人気なのだそうです。
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茅の輪(ちのわ)くぐり

2024-07-01 05:23:03 | 写真・花
早いもので半年が過ぎました。後半も元気で過ごしたいものです。
ということから昨日午前、茅の輪(ちのわ)をくぐって産土神(うぶすながみ)様にお参りしてきました。

茅の輪は、拝殿の手前に組まれています。


斜めからも写してみました。

茅の輪は、名のとおり茅(かや)で組まれています。
茅の輪くぐりは、各地の神社で行われる「夏越祭(なごしさい)」の神事です。
正月からの半年間のケガレを祓い、残り半年の無病息災を祈願するという意味があるそうです。

くぐり方の説明板が掲げられていました。

「唱え詩」はむつかしく、「はらえたまえ きよめたまえ」のみ唱えながら4回くぐリました。
そして神前に進み、後半の半年間の無病息災と家内安全を祈願しました。

中区本川町3丁目(旧空鞘町)にある空鞘稲生神社です。

私の出生地はこのすぐ近くで、私の名はここの神主さんにつけていただいたそうです。

この頃雨はやんでおり、清々しい気持ちでお参りすることができました。
残り半年も元気で過ごせそうな気がしてきました。

ところで、「茅の輪くぐり」は、日本神話に由来があるそうです。
須佐之男命(すさのおのみこと)が旅の途中に宿をもとめ、
貧しいながらも手厚くもてなしてくれた蘇民将来(そみんしょうらい)という人に、
「病が流行った時には茅で輪を作り、腰につけて難を逃れよ」と教えたそうです。
その後、病が流行った時に教えを守ったことで、蘇民将来とその家族は難を逃れたそうです。
昔は茅の輪を腰に下げていましたが、江戸時代の初期ごろに大きな輪になり、
そこをくぐることで無病息災を願い、ケガレを祓うという神事になった。
というのが由来だそうです。 (「日本文化研究ブログ」より) 

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