♪ 卯の花の匂う垣根に・・・ 夏は来ぬ ♪
ウツギ(空木)、別名卯の花が咲き始めています。
空木にもいろいろあるようです。今日は4種のウツギに出会いました。
オオベニウツギ(大紅空木・スイカズラ科タニウツギ属とか)
ど根性ウツギです。石垣の割れ目に根を下ろしていました。
スイカズラそっくりのウツギ(スイカズラ科のウツギのようですが名は不明)
これも石垣の割れ目に根を下ろしていました。
ベニバナバイカウツギ(紅花梅花空木・ユキノシタ科とか)
民家の庭で咲いていました大きな株でした。
バイカウツギ(梅花空木・ユキノシタ科)
同じお宅の庭で咲いていました。まだ咲き始めのようでした。これも大きな株でした。
名前は家人の方に教わったものです。
旧暦4月の卯月に咲く「卯の花」は「ウツギ(空木)」の別名だそうです。
「ウツギ(空木)」の名の由来は、枝や幹が中空になっていることからだそうです。
その種類は、スイカズラ科、ユキノシタ科などいろいろあるようです。
明日から5月。立夏は5月6日とか。季節は確実にめぐっているようです。
白いハンカチがそよ風に揺れていました。
ハンカチノキの花です。
本当に白いハンカチがぶら下がっているようでした。
ハンカチ(花びら)のように見えるのは、苞という葉が変形した部分だそうです。
たくさんぶら下がっていました。
こんな鉢植えの1本でした。
フジグラン高陽前のふれあい広場に置かれていました。
ハンカチノキは、中国南西部原産で絶滅したと考えられていたが、
19世紀後半になってからフランス人神父ダヴィディアによって発見されたそうです。
別名のダヴィディアはこれにちなむとか。
ちなみに神父ダヴィディアは、ジャイアントパンダの発見者としても知られるそうです。
植物界においてはハンカチノキの発見はパンダの発見に劣らないと評価されているとか。
現代ではヨーロッパを中心に公園や庭園に植栽されて親しまれており、
日本では平成時代になってから苗木が簡単に手に入るようになり、シンボルツリーとして使われることが増えてきたそうです。
“ 声はすれども姿は見えず ”
なかなか姿を見せないウグイスですが、
今年初めてその姿を見ることができました。
この2枚の写真は動画から切り出したものです。
見つけたと思うとすぐに若葉の中に消えていきました。
わずか30数秒間ですが、のぞいてみてください。
コバノミツバツツジ(小葉三葉躑躅)が咲いています。
淡い紫色のきれいな花です。今年はたくさんの花をつけました。
葉が出る前に咲き始め、追っかけるように三ツ葉が出始めています。
こんな小さなひと鉢です。
中部地方から関東地方に分布するミツバツツジに比べ、葉が小さいのが名の由来だそうです。
山沿いの道でミツバアケビ(三葉通草)の花と出会いました。
おもしろい形をしています。
アケビ属の木は、雌雄同株で、雌雄異花だそうです。
大きな花が雌花で、数十個の小さい丸い房状のものが雄花だそうです。
雌花の花びらに見える4枚は花弁ではなく萼片だそうです。
突起しているのはメシベで3~6本あるそうです。
雄花も雌花もシックな色ですが、三つ葉の緑によく似合う色です。
アケビの仲間は全国に自生し、ミツバアケビのほか、
小葉が5枚のアケビ、両者の雑種といわれるゴヨウアケビなどがあるそうです。
アケビ属は自家不結実性のため、異品種の混植が必要だそうです。
手っ取り早くはアケビとミツバアケビを混植すればいいそうです。
育ててみたいですね。