守田です(20190720 07:00 ニューメキシコ時間)
● トリニティサイト近くのビジルに行ってきます
今、日本は20日の午後10時を回ったところですね。自分たちが応援する候補への支持の訴えができるのはあと2時間弱になりました。
こちらは朝の7時を回ったところです。僕は今日は午前8時前にピックアップしてもらい、トリニティサイトの近くまで行きます。
トリニティサイトは1945年7月16日に人類初の核実験が行われたところ。その約3週間後に広島・長崎に原爆が投下されました。
その全ての犠牲者を弔うキャンドルビジルが行われるので連れて行っていただくことになりました。
現地まで今いるアルバカーキから4時間強のドライブと聞いています。
ビジルの始まりは午後7時。でもまだその時間は暗くないのでおそらく夜の9時ごろまで行われるのだと思います。
その後、アルバカーキに戻ってくるので宿泊地に着くのはおそらく夜中の1時過ぎ。仮眠をとって4時にここを出て、いよいよ帰国の途につきます。
ともあれニューメキシコの旅の最後の1日は意義深い祈りの場に、被爆2世として参加してきます。
● 暴力の応酬の歴史を振り返り一緒に平和を守ろう!
それやこれやでニューメキシコからの選挙に向けた最後のメッセージの発信になりますが、再度、「みんなで平和を守ろう」と訴えたいです。
これまで旅の報告で書いてきましたが、たくさんのインディアンの住まうところであり、同時に核兵器開発の地であるこの場に来て戦争の歴史が本当によく見えました。
戦争を進めてきた人々の戦略は常に自分の正義だけを語り、都合の悪いことには一切蓋をし、圧倒的な暴力を振るい続けることでした。
そして私たちの住まう国、日本もこの野蛮極まりない暴力の道に近代になって踏み込んでしまったのでした。
明治維新を起こした人々は、西洋の暴力に対抗すると語りながらその実、西洋の暴力をそっくりコピーして、アジアの西洋になることを目指しました。
例えばそのために「西部開拓史」で白人がインディアンから土地を奪うために使った手口を、北海道で同じようにアイヌの人々に使ったのだそうです。指導を仰ぐまでして。
しかしそんな風に暴力を重ねてのし上がっていき、朝鮮半島や台湾を始め数々の植民地を持った日本は、さらに暴力でアメリカに挑み、その末に何十倍もの暴力を返されました。
東京をはじめとした主要都市の大空襲、鉄の暴風のもとでの沖縄地上戦、広島・長崎への原爆投下による大量虐殺の繰り返しです。
● 憲法にはたくさんの人々の血と汗と涙が流れ込んでいる
日本はあまりに酷い暴力を行使し、その後にあまりに酷い暴力を受けた。その末に涙とともに生まれたのが今の憲法です。
その改定が主要な課題だと呼号する首相、アメリカの暴力の歴史に一言の批判もせずに追従ばかりしている首相のもとでの選挙の一斉投票がもうすぐ行われます。
みなさん、今一度、訴えます。平和を守りましょう。憲法を守りましょう。そのために投票に行ってください。どうすれば平和を守れるのかを考え抜いて投票してください。
私たちはもうこれ以上、暴力の道に与してはいけない。本当の平和の道を歩まなくてはいけない。
いま痛切に訴えたいのは、真の平和を考えるならば、アメリカをはじめ軍隊に拘束されている世界中の人々も救わなくてはならないということです。
人殺しをさせられなくてはいけない関係性そのものをなくしたい。夢だと言われようがなんだろうがその道をひたすら歩みたい。
そのために今、私たちは日本を変えましょう。日本を変えて世界に愛と平和の心をを発信しましょう!
どうか平和の道をまっすぐに歩む候補、真に民衆とともにある候補を勝たせてください。そしてともにもっとあたたかい社会をつくりましょう。
アルバカーキから万感の思いを込めてメッセージを送ります!