明日に向けて

福島原発事故・・・ゆっくりと、長く、大量に続く放射能漏れの中で、私たちはいかに生きればよいのか。共に考えましょう。

明日に向けて(2009)原発と晩ごはん-10年前とこの10年を振り返りこれからの10年を考える を配信しました!ご覧下さい。

2021年03月25日 19時00分00秒 | 明日に向けて(2001~2200)

守田です(20210325 19:00)

「原発と晩ごはん」について論じました!

もりもりチャンネルから今日の記事の表題のタイトルを付けた動画を配信しました。ぜひご覧下さい。

原発ご晩ごはんー10年前とこの10年を振り返りこれからの10年を考える
https://youtu.be/1hkqM-echjc

この動画は、前回の記事でご紹介したある避難者の思いを元に作られたビデオのお披露目企画でのミニレクチャーを録画したものです。
再度そのビデオもご紹介しておきます。

”10 years since the Fukushima nuclear disaster ? Insights from Fukushima evacuee”
(ある一人の避難者から見た福島第一事故の10年)
https://youtu.be/EkYEKViOUgg

双方の動画をぜひご覧下さい!


なぜ原発と晩ごはんなのか

このタイトル、実はもともとは長岡京市のみなさんにいただいたもの。「さよなら原発長岡京市民の会」での講演の時でした。2018年6月16日、ちょうど大阪北部地震の直前でした。
素晴らしいタイトル、「原発の問題を生活感あふれる問題として語って欲しいということだな」・・・と思いました。
それなりに思いは込めましたが、でもなぜ「原発と晩ごはん」なのか、十分に解き明かすことができた気になれず、ずっとひっかかっていました。

このタイトルを再度、使わせていただこうと思ったのは、京都市伏見区向島での「311メモリアルキャンドルinむかいじま2021」企画に招かれてのこと。
講演の日は3月20日でしたが、そこで再度、このタイトルでお話させていただくことにしました。それで考えて考えて、あるときストンと心に落ちるものがあり、それをお話することにしました。
なので先にこのタイトルは3月20日にむかいじまでの講演でのつかっています。そちらの録画も後程アップさせていただく予定です。


さてではなぜ「原発と晩ごはん」なのか。ここから何を言わんとするのか。
えっとお、ご興味を持っていただけた方はまずは動画をご覧下さい!
説明を書いていたら長くなってしまったので、次の記事などでしっかり論じることにしました。

ともあれこの間、毎日のように考えてを深めています。311から10年での内的な質の変化を実現できたと思っています。
またそれらを論じていきますので楽しみにしていてください。

#原発と晩ごはん #福島原発事故から10年 #原発事故避難 #ある一人の避難者から見た福島第一事故の10年 #原発ゼロを進めよう #さよなら原発長岡京市民の会 #311メモリアルキャンドルinむかいじま2021 

*****

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明日に向けて(2008)ビデオ「ある一人の避難者から見た福島第一事故の10年(JAN UK presents) 」をご覧下になり広めてください!

2021年03月25日 14時00分00秒 | 明日に向けて(2001~2200)

守田です(20210325 14:00)

ヨーロッパへの避難者から素晴らしいビデオが

すでにご紹介していますが、福島原発事故で福島からヨーロッパへの避難した方の思いを中心に、在欧米日本人で作るチーム JAN(Japanese against nuclear) UK から素晴らしいビデオクリップがリリースされました。
福島原発事故について、そのために奪われた生活について、また尊厳を取り戻すための裁判などについて、力強く語られています。イギリスでの原発建設の問題も加えられています。
これらが20分弱に見事にまとめられています。映像も素晴らしい。またオリジナルで作成されたミュージックも圧巻です。胸が締め付けられます。ぜひご覧になり多くの方に伝えて下さい。紹介文も書いたのでビデオ紹介のあとに添えておきます。

”10 years since the Fukushima nuclear disaster ? Insights from Fukushima evacuee”
(ある一人の避難者から見た福島第一事故の10年)
https://youtu.be/EkYEKViOUgg

10年前のあの時、私たちは想像もしたことのないような危機の前にいた。
原発からたくさんの放射能が飛び出し、大地を汚染し、命を圧迫した。このビデオはそのただ中から紡ぎ出された。
そこにあるのは悲しみ、痛み、憤り。愛しいものが脅かされたことへの悔しさ。

でもさらに奥底にあるものを感じ取って欲しい。
それはあなたへの愛だ。
もう二度と誰にもこんな思いをして欲しくないという祈りだ。だから見て欲しい。
あなたのかけがえのないものを守るために・・・。


多言語発信になっているのも素晴らしい

作品は英語バージョンがベースとなっていますが、全部で12もの言語の字幕がついています。YouTubeの設定からご覧になれます。簡単です。もちろん日本語もすぐに出てきます。
ぜひご覧になった上で、お知り合いの方にご紹介ください。国内だけでなく各国の方にご紹介いただけると嬉しいです。
とくに福島原発事故に何らかのつながりのある方にはぜひとも伝えて下さい。

タイトルは英語、カタロニア語、中文繁体字 中文簡体字、オランダ語、フランス語、ドイツ語、ハングル、日本語、ポルトガル語、スペイン語、タミル語バージョンがそろっています。
まだここに加えられてない言語で「これだったら翻訳できるよ!」と言う方がおられたらぜひお願いします。また「この言語なら頼める人がいる」という場合もぜひ。
いろいろな言語になって世界の隅々に福島第一原発事故のこと、今のことが伝わってこそ、世界から核災害をなくし、世界を、地球を守ることができます。私たちの手でグローバルな、核なき未来をめざす連帯を作り上げましょう。


現在12の言語に翻訳されています。QRコードからも視聴可能です。


避難者の思いをシェアして歩もう

そのためにもぜひとも触れておきたいのが、最後の方に出てくる「子ども脱被ばく裁判」でのあるお父さんの陳述です。彼はこう述べています。
「この被曝を、この原発事故を、無かったことにしたいのは、本当は私たちの方だということです。
3月12日以降、子どもたちの頭上に、大量の放射能が降り注いだことを、無かったことにしたい。
自分の判断が悪かったことで、わが子の大量の被ばくをさせてしまったことを、無かったことにしたい。
住み慣れた、愛すべきふるさとが、放射性物質で汚されたことを、無かったことにしたい。
この先、子ども達に健康被害が発生するかもしれない未来など、訪れるはずもないと。」

ああ、胸がかきむしられます。東電と政府はぜひともこれに応えるべきです。心から謝罪し、痛みを癒し、心身の損害の補償、未来にわたる健康への保障、そして二度と核災害を起こさない保証をすべきです。そしてその上でこう言いたい。
「あなたの「自分の判断が悪かった」のではありません!危機を伝えなかった東電と政府が悪いのです。危機がないかのようにあなたを騙した東電と政府が悪いのです。あなたとお子さんを避難させなかった東電と政府が悪いのです」と。
東電は社員の家族を逃がしました。なぜ、どうしてそれを公にしなかったのか。政府は天皇には「京都に逃げた方がいい」と伝えたそうです。なぜ、どうしてそれを国民・住民には言わなかったのか。

この悲しみ、悔しさ、憤り、そしてその奥深くにある愛をみんなでシェアしましょう。シェアして核なき未来への歩みを強めましょう。
そのためにこのビデオをご覧下さい。普及に力をお貸し下さい。

#福島原発事故から10年 #原発事故避難 #ある一人の避難者から見た福島第一事故の10年 #原発ゼロを進めよう #JAN

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