今日(27日)は海上自衛隊いずも型ヘリコプター護衛艦の二番艦DDH184の進水式がありましたが、艦名がなんと帝国海軍の航空母艦「加賀」(かが)を継承したのにはちょっとびっくりでした。三番艦は赤城かなぁ。
で、作業は特に問題の無さそうなPEN-FTブラック#3330XXです。本体よりTELEPLUS 2Xが付いているのが珍しいですね。私は、コムラーのテㇾモアを使っていましたけどね。外観はきれいですが、巻上げがガリガリ気味ですねぇ。
分解歴はありますね。遮光テープは取り去られていて、露出計のリード線が再半田付けされた形跡があります。
シボ革はシャッターダイヤルが分離できるギリギリのところまで剥がされたいました。ということは前板を分離してのシャッターへのアクセスはないということです。気になるのは、シャッターダイヤルを留めているネジですが、スリ割り(-)ネジですね。33万台でこれはあり得ません。しかし、本体などは疑問なところはないので33万台には間違いはないと思います。
稀に本体の塗装部分に油がにじんでいる個体を見ますが、後天的にスプロケットなどに水油を着けられている場合もあります。
チャージギヤと軸受けとのクリアランス(ガタ)が大きめです。これですと、二回巻き上げになっている可能性もあります。
案の定、7回に1回程度で巻き上げ不足が発生しました。巻上げのゴリツキ感にも影響があるのです。で、すでにメカ部の組立は終了。ルーペ部のモルトもきれいに取り去られているのに新しく貼られていませんね。見えないところもちゃんと組まないといけませんね。
光学系は33万台と新しい? 個体ですのできれいです。ハーフミラーは再使用出来ないことはないレベルですが、さてどうしますか・・
この頃は金色のコートです。メッキは薄くなっていて、前回の拭き傷もあるのですけど、耐久性はそれ以前のメッキよりはあるので、今回は再使用とします。
こういうの良く分かりませんね。セルフタイマーのリンケージのネジ。締め込むと、何だか偏心しているようです。画像でネジ部の曲がりが分かりますか? なんでこのネジが曲がるのか意味不明。セルフタイマーが作動しない位置関係でしたので、それを調整するために故意に曲げた?
だとすると、調整はここではないのです。
ネジは良品と交換してあります。
なにか宇宙空間にUFOが編隊で飛んでいるような画像。付属の40mmです。絞り面に黒点のホコリが混入しています。すべて洗浄清掃で組み立てます。
おかしな整備を受けていた個体ですが、巻き上げも軽くシャッターも快調。外観もきれいで良い個体となりましたね。