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相変わらず暑いですねぇ。子供の頃の夏は、暑いと言っても30℃をやっと超えるぐらいだったからね。最近の暑さはつらいですわ・・
でもそんな時に解んないカメラはあまり避けたいのですが、大阪のご常連さんから来たのは、FOCA SPORT CFというカメラ。当初、暑いのでUPは割愛の予定でしたのでここからです。なんか真四角なカメラで、おフランスの洒落たセンスは感じますが、作りは・・ですね。まず、プログラム式の追針が連動しないとのことです。古いのでメーター内の固着ですね。分解清掃をします。
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トップカバーの組立はネジが異常に少なく、只一つのネジは特殊なスリット式。カウンターガラスが曇って脱落していましたので、研磨をしておきました。
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ファインダーブロックの清掃。すべて分離しないと上カバーは外せません。あまり良い設計ではないような・・
カウンター板の色がおフランスしていますね。きれいざんしょ。しかし、裏蓋を開けても0復帰はしない簡素な構造。
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やっとお姿が・・。操作感が何かに似ていると思ってら、そう、フジペットですよ。三角のシャッターレバー?の操作感はまさにそれです。
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レンズ汚れとシャッターの低速止まりがあります。レンズを分離して行くと。。あ~、レンズユニットはスリ割などの工具を掛けるところがないタイプ。これ一番嫌い。しかも、ストッパーピンが横(間隔4mm)にあるので、汎用工具が使えないのです。だからやりたくないと・・
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JHTさんにもφ29mmのレンチは無いし、考えていても仕方がありませんのでレンチを自作しました。端材のアルミ板から糸鋸1本で切り出したんですよ。29mmのドリルやホルソーなんて持っていませんから。ストッパーピンを逃げるため、リング部の厚みは3.5mmとしてあります。しかし、二度と使うことのない工具だろうなぁ。。
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しょっぱいシャッターです。スローガバナーとセルフタイマーはすでに分離して超音波洗浄をして組み込んであります。F1の予選があるので今日はここまで。今、ブログランキング1位ですって。みなさん、ポチッとお願いします。
相変わらずの猛暑でバテ気味かな? このオーナーさんからは先日も九九式双軽爆撃機のプラモを頂戴しましたが、近くの調布飛行場で軽飛行機が墜落したのはニューズでご承知でしょう。この写真は私所有のホンダS800Mですが(私がオールペンしました)、撮影した場所が調布飛行場の基地の跡地「関東村」と言われた場所で、現在は味の素スタジアムの辺りかな? この写真の後ろ側が滑走路になります。ニュースの解説地図を見ると、隣接する中央高速の調布インターの手前に墜落したようですから、飛行と言うよりは、滑走路から飛び出したというぐらいの距離です。原因は不明のようですが、何らかの不具合により、エンジンの推力が上がらず、そのまま墜落したようですが、飛行機は離陸直後で高度とスピードが無ければ失速で舵も利かず、パイロットは何も出来ない絶望的な状態だったのでしょう。じつは、戦時中にこの飛行場には、陸軍飛行第二四四戦隊が駐屯しており、三式戦闘機「飛燕」装備で、帝都防空に任じていました。しかし、飛燕のエンジンも不調が多く、特に離昇時の推力不足により、この辺りには多くの機が墜落しています。もう少し高度があって、京王線を飛び越えて多摩川の河川敷まで機を持っていければ住宅地への墜落という最悪の結果は避けられた可能性もあったなぁと思います。
http://www5b.biglobe.ne.jp/~s244f/
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で、カメラに戻ります。シャッターダイヤルのカムにより、親指のピンが押されると露出計の追針が連動して動きますね。流れちゃってるけど・・
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巻き戻しダイヤルのデザインが素晴らしい? 丁度、東京オリンピックが開催された時代は、建築物でもこのような近代的なデザインが多かったような気がします。時代の流行り?
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人間の感覚というのは不思議なもので、最初の違和感は無くなり、手に馴染んで来るから面白いなぁと思いますね。じつは、シャッターに完調でない部分があるのですけど、別の個体を研究しなければ解決できません。また。研究したいと思います。
http://www.tomys800.sakura.ne.jp/