え~と、私にも完成のイメージは湧かないのですが、取り敢えずスタートしています。ダイカスト本体の細かな部分の色を変えてと・・
新しいモルトを貼ってから裏蓋の蝶番を取り付けます。
巻き戻しのR軸受けとカギ板にグリスを塗布してカギカバーをビスで固定します。後は本体は通常のO/Hで組立てて行きます。
いえ、単にリペイント作業なのですが、ヤマ勘調色ですから、どのように仕上がるのか分からないということです。今日は、自治体でやっている無料の検診と別の通院もあって外出しておりましたので、作業は進んでいません。とりあえず、組立ができるメカ部分を進めておきます。しかし、このブログ、win.8.1にしたら余計に入力がおかしくなって、入力したとおりに反映されませんので困りました。すでにocnは対応をしないみたいです。
そんなことで、画像とテキストの位置がずれてしまいますがご容赦のほど。巻上げ部完成。次はシャッターユニットをO/Hしておきます。
分解前の点検で、スローが不調なことが分かっていた。このユニットは、不調となっているユニットが多いです。原因はスロー歯車の異常摩耗やアンクルの動きが悪い場合、またガンギ車とのクリアランス不良などがありますが、歯車間にゴミの噛み込みも不調の原因となるので、超音波洗浄をします。新しい洗浄液に細かな金属摩耗粉やゴミが溶け出しているのが分かります。
ひどい歯車の摩耗は無いのですが、周期的に引っかかろうとする。このユニットは、作動負荷についても軽くはないので、シャッターユニットの作動トルクとの関係も合わせて調整をしておきます。
シャッターユニットを搭載したら、シャッター幕の損傷を防止するため、すぐに裏蓋を取り付けておきます。
今日は外出していましたので作業は進みません。いよいよ上下カバーと小物の塗装準備をします。メッキを剥離して真鍮の素地の状態に戻して細かな修正をしておきます。ふぅ、画像1枚で簡単に見えると思いますが、どうして、この状態にするのには手間が掛かっているのです。
残念ながらプリズムに点々と腐食がありますね。部品取り機も付いてきていますが、そちらも同様な腐食が大きいので、このままオリジナルを使うことにします。
これでメカ部完成。プリズムに腐食がありますので、今回は全反射ミラーも交換しません。(それぼと悪くはない)また、ブレーキのOリングも交換をしていません。費用が嵩んでしまうので節約です。
塗装を終えたトップカバーは文字の色入れやターミナル、駒数窓などを取り付けて完成させますが、先に駒数窓が正確にセットできるか確認しておきます。まぁ、絶対にそのままではセットはできないのですが・・。そもそも、塗装前に駒数窓を分離しましたが、ゴム系接着剤で樹脂を侵しながら接着されている駒数窓をどうやって分離するのか? 溶剤は使えませんよ。また、メッキと塗装では、塗料の付着厚みが厚くなりますので、そのままでは絶対に入らないのです。それを修正しながらセットしたところ。画像では分からない、細かな作業の連続で仕上げていきます。
完成したトップカバーを仮に本体に取り付けて様子を見ます。塗膜の厚みが変わりますので、レリーズボタンなどの動きや本体とのクリアランスが変わるからです。見えないところで細かな微調整が続きます。で、取り付けに問題がないことを確認しましたので、シボ革を貼るために一度取り外しておきます。
すみません。シボ革で手こずりました。私所有のPEN-FVグレーには素材がグレー色のシボ革を使用したのですが、今回は都合でビニール専用の塗料で仕上げてみました。しかし、元々のシボ革がすでに劣化でキズや荒れが多く、塗料が均一に乘らないため狙った明度よりも暗くする必要がありました。実際は画像より濃いグレーとなっています。
特に裏蓋のシボ革の状態が悪かったです。
デジカメのホワイトバランスを再調整しましたら、色が変わりましたかね? これは明るすぎです。巻き戻しダイヤルの→も丁寧に色入れをしてあります。
結局、撮れば撮るほど色が変わってしまう。カラーものは難しいですね。すでに、グレーでのリペイントのご希望を頂いています。有りそうであまり無いペングレーでのリペイント機ですが、私所有のFVグレーを米谷さんに見て頂いたとき、「にゃ」っと笑われたのが印象に残っています。メーカーさんでも計画をされたのかは分かりませんが、やりやがったな。というところでしょううか?
http://www6.ocn.ne.jp/~tomys800/