四国八十八ヵ所霊場めぐりツアー3日目。海部のホテルから室戸岬へと向う。23番の薬王寺から24番の最御崎寺へは75キロ。歩き遍路だと3日の行程である。
四国八十八ヵ所の札所の所在を見ると、圧倒的に瀬戸内海側が多い。高知県はまばらで、しかも海沿いに札所がある。偏っているのだ。
四国遍路は、かっては四国辺路と呼ばれ、四国の海岸線を一周する修行方法があった。弘法大師もその修行方法に従ったに違いない。それを考えると、現在の札所のあり方は少々おかしいと思うが、疑問を持つ人はいないようである。
室戸岬の手前に御厨人窟がある。ここで弘法大師は求聞持法を習得し、超人的能力を得た。
弘法大師像が立っている。
御厨人窟。
この後に行ったときは、崩壊の危険があるということで片方は入れなかった。
眼前の海。
この光景を見ながら、弘法大師は求聞持法を習得したのだ。