第62番から第61番へ移動。約5分。
第61番札所の香園寺は講堂のような建物で、記憶は確かだ。
お寺に見えない。東京ならありえるかもしれないが、四国の札所としては異例である。
大正時代に住職が子安講を始め、全国を回り、信徒を集めた。本堂の中は子供の写真がずらり並んでいる。
椅子に座り勤行する。講堂の中で勤行するような気がして、風変わりな経験だった。
四国八十八ヵ所霊場めぐりツアー第2回目の第4日目。道後温泉を出発後、第60番札所の横峰寺へ向う。
この日の行程を見ると、逆順にお詣りしたことになる。宿泊地が今治なので、ホテルから遠い札所からホテルに近い札所へと移動した。
第60番札所の横峰寺はかっては難所だったが、今では林道が通り、近くまで車で行ける。それでも10分ほど歩く。横峰寺は石鎚山の中腹にある。
横峰寺は花の寺だ。特に側面に咲くシャクナゲは素晴らしい。
花に見とれて、本堂の印象はうすい。
シャクナゲ以外の花も咲いていた。
この寺で思い出すのは、駐車場の休憩所で若い白人の女性を見たことである。坊主頭で袈裟を着ていた。痩せていたが、どうして札所めぐりをする気になったのか、不思議な気がしたものだ。