山中の焼山寺を巡ったあとは、ヤレヤレの気分となる。第13番の大日寺に向う。大日寺という寺は、第4番、第13番、第28番と3つある。混同してしまいそうだが、第13番の大日寺の記憶は確かだ。
大日寺というお寺自体は狭い。記憶が確かなのは、この寺が明治以前は一宮神社の別当寺だったからである。道路の反対側に一宮神社がある。
当時、お寺を管理していたのは住職さんの奥さんで韓国人だった。息子さんは高野山で修行中と先達が話していた。
しあわせ観音がある。
道路の反対側に一宮神社がある。
明治以前は一宮神社が第13番札所だった。一宮神社の本尊は十一面観音菩薩だったが、神仏分離で大日寺に運ばれ本尊となった。
従って、大日寺の本尊は、十一面観音菩薩である。以前の本尊だった大日如来は脇仏となった。
一宮神社というが、阿波一宮は、通常、大麻比古神社とされている。1番の霊山寺の近くにある。
大日寺の前にある一宮神社は気になっているが、お遍路の場合、徹底的に神社は無視する。まだお参りしたことがない。