元旦に、突然届いた荷物。
日が経つにつれ、膨れ上がってきた。
中から出てきた物は……人形だった。
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「ご主人さま、申し訳ありません。
嫌な思いをさせましたでしようか。
服を着るというプログラムがありませんので。
苦情申し立てをなさいますか。
連絡先は…」
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わたしは連れとなると方も居ないことだしと、窓際の2人テーブルに陣取りました。
いや、寂しくはないですよ。
船尾なのか船首に当たるのか判然としませんが、その近くでした。
先ずはお水が運ばれ、そしてシャンパンかワインかと聞いてきます。
ご承知の通り、アルコールを控えているわたしです、丁重に「ノン」とお断りしました。
「ノーではなく、ノン。これで良いですよね?」
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