昭和の恋物語り

小説をメインに、時折よもやま話と旅行報告をしていきます。

わたしの見た、おフランス・パリcity (旅行記) 四十三

2013-07-28 13:05:29 | よもやま話
(四十三)

セーヌ川ディナークルージングです。

勝負服の赤いタートルネックに、ジャケット姿で乗り込みました。
勿論靴は、おニューの革靴です。少し大きめにしましたので、大丈夫! 

にこやかなウェイターさんに案内されて、ぞろぞろと中ほどに詰めていきます。
4人掛けのテーブルやら、もっと多人数用やらのテーブルが並べられています。

わたしは連れとなると方も居ないことだしと、窓際の2人テーブルに陣取りました。
いや、寂しくはないですよ。

というより、今日のことをメモ帳に整理しておきたかったので、そそくさと座りました。
船尾なのか船首に当たるのか判然としませんが、その近くでした。

先ずはお水が運ばれ、そしてシャンパンかワインかと聞いてきます。
ご承知の通り、アルコールを控えているわたしです、丁重に「ノン」とお断りしました。
「ノーではなく、ノン。これで良いですよね?」


どこから見ても、美しいシルエットです。
二階建ての船が見えますが、水かさの関係で運休だと言うことでした。

さあ、ゆっくりと動き始めました。Iターンをするらしいです。
船は左側通行なんですね、車は右側通行でしたけれど。


親子連れでの散歩のようです。四人ということは、お婆ちゃんなのでしょうか、お一人は。


この船、びっくりです。

ガイドさんに「船上生活者が居ます」と、聞いてはいましたが、ホントなんですね。
どうなんでしょうね、地に足が着いていないあやふやさと言うのはないのでしょうか。

「接岸して良い場所と言うが決められていますが、最近は不法接岸が多いようです」
そんなことも話されました。この船、どっちなんでしょう?

しかし明るいです。写真上部の木々の間から青空が見えていると思いますが、今の時間は午後七時近くの筈ですからね。

確かに、これだけ明るくては、ねえ……
期待する方が、ムリなんでしょうか…ねえ…

何が、って。あなた、意地悪ですね、案外に。恋人たちの語らい、ですがね。
船からのサーチライトに浮かぶ、いちゃつく恋人たち。

ロマンチックなムードなんか、どこにもありゃしない。
相変わらずに、パンは固いし。歯が弱いわたしには、憤激ものですよ。

スープのひとつもあればね、そこに浸して柔らかくもできるでしょうがねえ。
こんなことなら、ワイの一杯も貰っておけば良かったですよ。

そうそう、面白いというか、Tha’tsフランス人気質! というのを教えて貰いました。

「フランス人は、時間に厳しいです。終業時間になると、ピタリとしごとを止めます。
一分足りと、残業しません。たとえ電話中でも、時刻になればガチャン! です。

また、バカンスも、しっかりと取ります。最低でも二週間は取って、パリから離れます。
長い人だと、四週間ですね。その代わり、日本のように小刻みな連休はありませんよ」

なるほど、なるほど。そうですね、今では日本人を働き蜂だとは言わなくなりましたもんね。
企業戦士「二十四時間働けますか?」なんてCMは、今じゃ死語のようなものですもん。

さあ、これで二日目終了です。いよいよ、明日はフリータイム。
色々考えていること、あるんですよ。

フラメンコショーを観る。(これは、今晩だけですね)
コンシェルジュリー牢獄観覧。
ポロシャツとサングラスの購入。
カフェテラスから、凱旋門観覧。

大丈夫ですかね、こんなにたくさん。
夜には、今回の目玉である[ムーラン・ルージュ]が待ってますし。


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