昭和の恋物語り

小説をメインに、時折よもやま話と旅行報告をしていきます。

長編恋愛小説 ~水たまりの中の青空・第二部~(七十六) 指きりげんまん

2013-12-30 13:50:56 | 時事問題
(五) 「さ、もうこの辺にしましょ。 無理をして、ぶり返したらいやだから。 ね、今度気候が良くなったら、デパート巡りしましょうよ。 ね、お約束よ」 差し出された小夜子の小指に、勝子の小指が絡まる。 「指きりげんまん、ウソ吐いたら針千本飲ーます」 思いっきりの笑顔を見せる小夜子だが、勝子の指からどか熱を感じた小夜子。 “だめだわ、まだ。こんなに熱があるのに外泊許可を出すなんて、どうかし . . . 本文を読む

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