昭和の恋物語り

小説をメインに、時折よもやま話と旅行報告をしていきます。

長編恋愛小説 ~水たまりの中の青空・第二部~ (七十四) 鼻を膨らませて、得意げに

2013-12-11 21:32:24 | 小説
(四) 「そうね、千勢の言うとおりね。 でもね、ハムレットには、何の力もないし後ろ盾もないの。相手は権力者で…」 「そんなの、関係ありません! すぐにがだめなら、じっと機会を待つべきです。 それをうじうじと悩むなんて、言語道断です。 だめです、そんなの。旦那さまも、きっとそうおっしゃいますわ」 武蔵を引き合いに出す千勢。 鼻を膨らませて、得意げに言う。 「そうね、ほんとにそうね。千勢の言 . . . 本文を読む

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