水たまりの中の青空 ~第二部~ (二百三) 2022-03-08 08:00:45 | 物語り 昨夜のことだ。屈託なくわらう武蔵に、小夜子は頬をふくらませる。 “どうしてなの? 不安に思ってないの? 正三さんに気持ちがうつるとは考えないの?” 「御手洗小夜子だ、と言えばいい。ロビーに、佐伯正三が待っているはずだ。 . . . 本文を読む