水たまりの中の青空 ~第二部~ (二百四) 2022-03-09 08:00:53 | 物語り じっと黙したまま、正三のことばを聞きつづけた小夜子。 蝶ネクタイ姿の正三をまのあたりにして、三年という歳月がみじかいものではないことを知らされた。 口べたで、おのれの思うところの半分、いや十分の一も語れなかったはずの正三。 . . . 本文を読む