昭和の恋物語り

小説をメインに、時折よもやま話と旅行報告をしていきます。

水たまりの中の青空 ~第二部~(二百七十三)

2022-10-19 08:00:47 | 物語り
 怪しかったくもり空からぽつりぽつりと雨粒が落ちはじめたのは、小夜子が駅の改札を出たころだった。 着物類の大荷物は武蔵が持ち帰ってくれたものの、小夜子の母親澄江の思い出の品で、また膨らんでしまった。 . . . 本文を読む

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