昭和の恋物語り

小説をメインに、時折よもやま話と旅行報告をしていきます。

名古屋ボストン美術館 華麗なるジャポニスム展 (一)

2015-05-06 09:58:30 | よもやま話
久しぶりの絵画鑑賞です。
浮き浮きした気分で、名古屋へと出かけました。
いつもなら自宅出発時から到着までをご報告するのですが、
もう聞き飽きられたことでしょうから、即、絵画展覧の私見を。

くどいようですが、美術に関してはまったくの素人です。
専門知識はまるでない男です。
唯々、わたしの感性での感想ですので、そこのところはよろしく。
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ジャポニスム(仏: Japonisme)、あるいはジャポニズム(英: Japonism)とは、ヨーロッパで見られた日本趣味のこと。
フランスを中心としたヨーロッパでの潮流であったため、ここではフランス語読みである「ジャポニスム」に表記を統一する。

19世紀中頃の万国博覧会(国際博覧会)へ出品などをきっかけに、
日本美術(浮世絵、琳派、工芸品など)が注目され、西洋の作家たちに大きな影響を与えた。
1870年には、フランス美術界においてジャポニスムの影響はすでに顕著であり、
1876年には"japonisme"という単語がフランスの辞書に登場した。

ジャポニスムは画家を初めとして、作家たちにも多大な影響を与えた。
たとえばゴッホによる『名所江戸百景』の模写やクロード・モネの着物を着た少女が非常に有名であり、ドガを初めとした画家の色彩感覚にも影響を与えた。

ジャポニスムは、たんなる一時的な流行に終わらなかった。
14世紀以降、西欧では何度か大きな変革が起きた。
西洋近代を告げるルネサンスにおいて自然回帰運動が起き、写実性を求める動きが次第に強まり、19世紀中頃にクールベらによって名実ともに写実主義が定着した。

19世紀後半からは写実主義が衰え、印象主義を経てモダニズムに至る変革が起きた。
この大きな変革の段階で決定的に作用を及ぼしたのがジャポニスムであったと考えられている。
ジャポニスムは流行にとどまらず、それ以降1世紀近く続いた世界的な芸術運動の発端となったのである。
―――――――――――― Wikipedia より

まず、浮世絵の特徴に関するお勉強を。
近接拡大=
手前に、極端に大きな対象物をクローズアップする。
小さく描いた遠景を対比させて遠近感を演出する方法。

混色をしないので色彩が濁ることはない。
色彩は並置されて、非情に明るい光景が出現する。

モネら印象派、そしてゴッホ・ゴーギャンに大きな影響を与えたとか。
浮世絵を模した作品が、多々見られるとのことでした。


入場券
[華麗なるジャポニスム展]というロゴを期待していたのですが、愛想のない、すっきりとした入場券でした。

パンフレット 
せめてもと、パンフレットを入手しました。


ラ・ジャポネーズ (クロード・モネ作)
レプリカというのですか、売り出されていました。多分実物大だと思いますが。
値段は、安いのか高いのか、分かりません。
ただ、本物ならば、二桁あるいは三桁違うのかな? という感じです。
展覧室内には、残念ながらありませんでした。
というより、わたしが見つけられなかったのでしょうか?

感想です。
顔が小さいのか、はたまた着物が大きすぎたのか。
なんとも異様な感じです。
少女なのでしょうか、それとも‥‥。
どことなく卑しさを感じてしまいました。
媚びを売っているように、どうしても思えました。




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