(三十一)
またしても、「り」ではなく「ん」だった。
そして人なつっこい話し方だ。
やはりベテラン医師は違う。
何というか、お医者さま、という雰囲気がある。
患者に人気があるのも無理はないと感じた。
「ほうほう。
山本さんは、ひとり暮らしで、自炊してるの。
うん、偉いねえ。
中々出来ないよね。立派だ、山本さんは。」
「いえ、先生。
自炊と言っても、休みの日に、一週間分を作っちゃうんです。
それで冷凍庫に、入れておくんです。
まあ、作ると言ってもですね、弁当用のご飯とおかずですから。
日々の夕食には、総菜を買うんです。
あと、簡単な一品を添えましてね。
それだけです。」
またしても、「り」ではなく「ん」だった。
そして人なつっこい話し方だ。
やはりベテラン医師は違う。
何というか、お医者さま、という雰囲気がある。
患者に人気があるのも無理はないと感じた。
「ほうほう。
山本さんは、ひとり暮らしで、自炊してるの。
うん、偉いねえ。
中々出来ないよね。立派だ、山本さんは。」
「いえ、先生。
自炊と言っても、休みの日に、一週間分を作っちゃうんです。
それで冷凍庫に、入れておくんです。
まあ、作ると言ってもですね、弁当用のご飯とおかずですから。
日々の夕食には、総菜を買うんです。
あと、簡単な一品を添えましてね。
それだけです。」
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