この歌、ご存じですか?
中島みゆきさんの楽曲なんですけどね。
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(重苦しいピアノ音が流れて、おもくるしく吐息をはくような歌いはじめ)
なんとちいさな この手のひらで あろうか
わずかばかりの 水でさえ こぼれて
なんと冷たい この手のひらで あろうか
なんでも できると 未来を誇っていたのは
ちいさな手のひらの 少年のころだった
(転じて間奏は、ピアノ音の上に、見事なまでに美しい音色のバイオリンがかなでられる。
そしてまた、重苦しく吐息を吐くように歌声がつづく……)
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タイトルがですね、分かんないです。
パソコンに入っていたのですが、タイトルがないんです。
なんでこんな話をしているかと言いますと、中島みゆきさんのことなんです。
はじめて聴いた歌が最悪でした。
なんかこう、がなり立てるような歌声で、嫌悪感を感じました。
どんな歌だったのか、まるで思い出せないのですが、そのおりの感覚は思い出せます。
西郷輝彦、園まり、松田聖子、そして中島みゆき。
どなたも、デビュー時もしくは、はじめてその歌声を聞いたときは、大っ嫌いでした。
甘ったるい歌い方が、わたしにはだめだったんです。
でも、でもです。
ある楽曲を聴いて一変します。
園まりさん=太陽はひとりぽっち
西郷輝彦さん=星娘
松田聖子さん=風立ちぬ
中島みゆきさん=上記のタイトル不明の楽曲
不思議なものです、ほんとに。
それまで不快に感じていたものが、心地よく感じられるんですよね。
いまでは、毎日とは言いませんが、1週間の内で2日以上は意識して聴いています。
車内だけでなく、自宅でもCDプレイヤーやらパソコンから流しています。
ひとり暮らしですので、やっぱり音は大事なんですよね。
棺の中に、パソコンとCDプレーヤーを入れて欲しいです。
食わず嫌いのわたし、だからでしょうか?
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