昭和の恋物語り

小説をメインに、時折よもやま話と旅行報告をしていきます。

ブルーまぁだらぁ 蒼い友情 十七

2010-03-06 11:59:58 | 小説

国道伝いに歩いていると、トラック類が引っ切り無しに行き交う。
その間を肩をすぼめるが如くに、乗用車が走る。
それにしても、排気ガスの臭いには閉口させられる。

“平日なんだ、今日は。”
気恥ずかしい気持ちから、俯き加減で歩いてしまった。

車の流れが途絶えた折に国道を横切り、
すぐの角を右に折れた。
少し歩くと、水の流れる音が耳に入った。

小川の水面に、美しい空の景を見つけた。
キラキラと輝くその流れは、
さながら銀の皿を並べた観があった。

“銀の皿か、我ながら良い比喩じゃないか。”

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