稲葉小僧は、
天明の初年(1780年)頃より、
大名屋敷を襲う盗賊として有名になった。
警備の手薄さを調べ上げての犯行であった。
盗む物は、
金子は勿論着物小間物、
果ては大名屋敷の大切な道具類も盗み出した。
目利きができたのである。
というのも、
稲葉小僧は武家の出であった。
淀藩稲葉家に仕える武士の次男として生まれた。
が、
幼少の頃よりの盗癖の為、
遂には入れ墨の上、
「たたき」の刑に処せられた。
親元に居ることができず、
勘当同然に飛び出した。
食べていく為には働かねばならぬものの、
武士の出身故に丁稚奉公を嫌った。
そうこうしている内に、
往来の人混みの中で掏摸を働きだした。
そして、
江戸の悪党仲間に加わり、
夜盗になったのである。
そして、
稲葉家の者故、
稲葉小僧と称された。
天明の初年(1780年)頃より、
大名屋敷を襲う盗賊として有名になった。
警備の手薄さを調べ上げての犯行であった。
盗む物は、
金子は勿論着物小間物、
果ては大名屋敷の大切な道具類も盗み出した。
目利きができたのである。
というのも、
稲葉小僧は武家の出であった。
淀藩稲葉家に仕える武士の次男として生まれた。
が、
幼少の頃よりの盗癖の為、
遂には入れ墨の上、
「たたき」の刑に処せられた。
親元に居ることができず、
勘当同然に飛び出した。
食べていく為には働かねばならぬものの、
武士の出身故に丁稚奉公を嫌った。
そうこうしている内に、
往来の人混みの中で掏摸を働きだした。
そして、
江戸の悪党仲間に加わり、
夜盗になったのである。
そして、
稲葉家の者故、
稲葉小僧と称された。
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