(五)
「すごい! 男顔負けの、大活躍よ」
「ほんと。マサさんが立たなかったら、あたしが行ってたけどね」
「この人なんか、ハサミを握り締めてたのよ」
「マサさんが行ってくれたからよ」
そのひと言に、皆がうんうんと頷いた。
第一の功労は、マサに違いなかった。
「マサ、頑張ったわね。
体が大きいくせに気の小さいマサが、よくぞ立ち上がったわ。
立派よ、立派」
古参の徳子が、最後の締めをした。
「だけど、社長の予言? 当たったじゃない。まさかホントになるとはね。
男連が居なかったのは、想定外だったけどね」
「だめだめ。内の男どもは、てんで意気地がないんだから」
「内だけじゃないわよ、どこもよ」
「そうよね、社長と加藤専務ぐらいじゃない、頼りになるのは」
「それはそうと、田山さんって誰なの? まさかほんとに、警察に知り合いが居るの?」
「居るわけないですよ。あんなの、デマカセです。
何て言いました、あたし? 田山って言ったんですか? ふうぅぅ」
「すごい! 男顔負けの、大活躍よ」
「ほんと。マサさんが立たなかったら、あたしが行ってたけどね」
「この人なんか、ハサミを握り締めてたのよ」
「マサさんが行ってくれたからよ」
そのひと言に、皆がうんうんと頷いた。
第一の功労は、マサに違いなかった。
「マサ、頑張ったわね。
体が大きいくせに気の小さいマサが、よくぞ立ち上がったわ。
立派よ、立派」
古参の徳子が、最後の締めをした。
「だけど、社長の予言? 当たったじゃない。まさかホントになるとはね。
男連が居なかったのは、想定外だったけどね」
「だめだめ。内の男どもは、てんで意気地がないんだから」
「内だけじゃないわよ、どこもよ」
「そうよね、社長と加藤専務ぐらいじゃない、頼りになるのは」
「それはそうと、田山さんって誰なの? まさかほんとに、警察に知り合いが居るの?」
「居るわけないですよ。あんなの、デマカセです。
何て言いました、あたし? 田山って言ったんですか? ふうぅぅ」
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