昭和の恋物語り

小説をメインに、時折よもやま話と旅行報告をしていきます。

ブルーまぁだらぁ 蒼い友情 二十一

2010-03-10 22:20:29 | 小説
「イマハラアイライノ、レテホレル?」
異国語のように聞こえた、まるでロレツの回っていない声。
時計を見ると、十時半を回っていた。

休日前の夜は、普段ならば二人して食事している筈なのに。
「今夜だけはごめんね。」と、手を合わせたminako。
訳を聞くと、すまなさそうに苦し気な表情を見せたminako。

minakoが指定した場所に行くと、
女子高生らしき娘どもが、地べた座りしている。

「あぁいうのって、嫌ね。」
なんて言ってるminakoが、
タクシーから降りるやいなや飛びかかってきた。

酒臭い息が、体の中に入り込んできた。

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