［遅れてきた新人］ デビュー！ です

朝、午前八時。

ドン！　ドン！　と、太鼓が鳴り響きました。
わたしの出陣を促しているようです。

今日は、記念すべき一日になりそうです。
いよいよ、アマチュア小説家としての第一歩、同人誌デビューの日です。

入会後約半年、待ち続けた日です。
ジリジリとした焦燥感の中、他の会員さんたちの作品にいちゃもんを付けて、
時に「ひんしゅくを買ったのでは」と反省をし、待ちに待った日なのです。

世に問う一作として［愛・地獄変］を選びました。
何度も何度も推敲を重ねた、ほぼ完成作品と思っています。

それが、真新しい同人誌の中で、どのように光り輝いているか、手に取るのが楽しみです。
栄えあるトップバッターに指定して頂いたとのこと、光栄の至りです。

午後一時半、もうすぐです。いよいよなのです。
手が震えてきました。

そうそう、洩れ伝え聞くところによると、本日はこの地区の小学校において、運動会が催されるとか。
子どもたちの歓声が、澄み渡った秋空に響き渡ることでしょう。