元旦に、突然届いた荷物。
日が経つにつれ、膨れ上がってきた。
中から出てきた物は……人形だった。
========
(二)
映画の続きが気になった私は、封を開けることもなくテレビの前に戻った。
赤々と燃えさかるストーブが、私の体を暖めてくれている。
そして冷たいアイスを口にする私。
何という矛盾だろうか、何という贅沢だろうか。
もうずいぶんと前に、何の映画だったか忘れたけれども、
暖炉の前で子供が食べるアイスが、いかにも美味しく見えた。
日々の生活に追われてー生活の糧を得るための毎日の仕事が、
心身ともに疲れ果てさせている。
まるで気が付かない事だったけれども、日一日とあの箱が大きくなっていた。
さすがに三日目になって、五十センチ角ほどにまで膨れ上がっているのには驚いた。
玄関口を我が物顔に占領されては、気付かぬ方がおかしいというものだ。
「どうしたんだ、こりゃ。」
思わず声を上げた。
日が経つにつれ、膨れ上がってきた。
中から出てきた物は……人形だった。
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(二)
映画の続きが気になった私は、封を開けることもなくテレビの前に戻った。
赤々と燃えさかるストーブが、私の体を暖めてくれている。
そして冷たいアイスを口にする私。
何という矛盾だろうか、何という贅沢だろうか。
もうずいぶんと前に、何の映画だったか忘れたけれども、
暖炉の前で子供が食べるアイスが、いかにも美味しく見えた。
日々の生活に追われてー生活の糧を得るための毎日の仕事が、
心身ともに疲れ果てさせている。
まるで気が付かない事だったけれども、日一日とあの箱が大きくなっていた。
さすがに三日目になって、五十センチ角ほどにまで膨れ上がっているのには驚いた。
玄関口を我が物顔に占領されては、気付かぬ方がおかしいというものだ。
「どうしたんだ、こりゃ。」
思わず声を上げた。
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