昭和の恋物語り

小説をメインに、時折よもやま話と旅行報告をしていきます。

僕の女王様は妹 (六十六)

2010-09-19 12:25:02 | 小説
「どう?
気持ち、いい?」なんて、
聞くんです。
何のことやら分からないんで、
「くすぐったいだけだ!」って、
言ったんです。
そうしたら、
怒り出すんです。

「嘘つき!
感じる筈よ!」って。
分かりました?
そうなんです、
ナニをしてるところだったらしいんです。
分かんないですか?
小指が、
おちんちんの、
訳です。

どうもね、
学校で流行ってるらしいんです。
でね、
“あっ、は~ん!”とか、
“い、や~ん!”とか、
遊ぶらしいんです。
で、
男がされた場合は、
どうなんだろう・・
と言うことになったらしいんです。
その実験台にされた、
というわけです。
とんでもないですよ、
今どきの女子高生は。

早々に、
リビングに逃げ込みました。
千佳ですか?
キッチンで、
料理中です。
鼻歌なんか、
歌っちゃって。
どうも、
調子狂うんだよなぁ。

そうそう、
とっておきの話を、
しますよ。
この間の土曜日なんですけど、
千佳がお袋の入院してる病院にお泊りしたんです。
聞いてないですか?
その晩なんですが、
あの先輩に誘われましてね・・。
クク・・、
ちょっとね。

ピンクサロン、
って言うんですか?
そこに、
連れて行ってもらったんです。
「ソープやヘルスも良いけどな、
王道はピンクサロンだぁ!」なんて、
言われまして。
お袋があんな状態なんで、
少し気が引けたんスけどね。
勝てません、
誘惑には。

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