昭和の恋物語り

小説をメインに、時折よもやま話と旅行報告をしていきます。

ブルーまぁだらぁ 蒼い友情 十二

2010-03-01 22:35:30 | 小説
どうにも、そうとは思えない。
‘可愛さ余って憎さ百倍’というじゃないか。
言葉を交し合う相手が私しか居ない新一にとっては、
憎悪の対象となってしまったのか。

だとしたら、私は以前の私に戻りたいと思ってしまう。
新一の憎悪の対象にはなりたくない。
が、今の心地よさを失うということも辛くはある。

思い出せ、思い出すんだ。
以前の私は、どうだった?

新一との口論になると、決まって口をつぐんでいなかったか?
議論を交わすことから、逃げてはいなかったか?

新一の気性を知っているから?
恐ろしいことだけれども、新一を見下していなかったのか?
実のところは。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿