昭和の恋物語り

小説をメインに、時折よもやま話と旅行報告をしていきます。

[お取り扱い注意!] (十八)

2013-08-14 10:45:48 | 小説
(十八)

「だめだめ! 
もう帰るから、もうなんともないから。

おかげで、すごく気分が良くなりました。
どうも、ありがとうね。」

勝手に入院の手続きに入ろうとする看護婦を制するように、声を荒げた。

冗談じゃない、まったく。
つい先月にも入院させられたじゃないか。

この三ヶ月の間に、二度も入院しているんだ。
三度目なんて、冗談じゃない。

一度目は会社の検診で、
「大腸にポリープがあるようです。精密検査を受けてください。」
と言われて、一泊二日だからとOKをした。

結果は良性のもので、その検査中に切除してもらった。


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