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人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

最近話題の「ビブリア古書堂の事件手帖」(三上延・著)を読む

2012年07月29日 06時54分32秒 | 日記

29日(日).昨日は「JTアートホール室内楽シリーズ10月~2月」のチケット発売開始日だったので,朝から暑い日だったのですが神保町のチケットぴあに出かけました なにしろ256席しかないので聴きたいコンサートがある時は早めに手配しないとすぐにソルド・アウトになってしまいます 幸い聴きたい3公演のチケットは入手できました

①10月3日(水) 「堀米ゆず子 モーツアルト革新の室内楽」 ①モーツアルト「ディヴェルティメント変ホ長調K.563」,②同「クラリネット五重奏曲イ長調”シュタードラー”K.581」 クラリネット=ナイディックほか これはとにかくモーツアルトが聴きたいのです

②11月29日(木) 「ロータス・カルテットのブラームス」 ①ブラームス「弦楽四重奏曲第1番ハ短調」,②同「弦楽四重奏曲第2番イ短調」,③クラリネット五重奏曲ロ短調」 クラリネット=マンツほか これはとにかくブラームスの室内楽を聴きたいのです

③1月9日(水) 「音楽家からの年賀状」 ①コダーイ「二重奏曲」,②メンデルスゾーン「ピアノ六重奏曲」,③シューベルト「ソナチネ第1番」,④シューマン「ピアノ五重奏曲変ホ長調」 ヴァイオリン=徳永二男,チェロ=向山佳絵子,ピアノ=田村響,ハープ=吉野直子ほか これはとにかくメンデルスゾーンとシューマンの室内楽が聴きたいのです

 

 

          

 

  閑話休題  

 

三上延著「ビブリア古書堂の事件手帖~栞子さんと奇妙な客人たち」(メディアワークス文庫)を読み終わりました この本は2012年本屋大賞文庫初ノミネート作品とかで,書店の文庫本売り場に平積みになっています

鎌倉の片隅でひっそりと営業している古本屋「ビブリア古書堂」の主人は,篠川栞子(しおりこ)という若くてきれいな女性です この女性,初対面の人とは口もきけない人見知りなのですが,話が古書のことに及ぶと急に生き生きとして立て板に水のように語り始めます.感性も胸も豊かな女性のようです

古書店の主人・栞子のところに無職の五浦大輔が,自宅にあった夏目漱石の「漱石全集」の鑑定を依頼にくるところから,この物語は始まります この本で取り上げられるのは①夏目漱石「漱石全集・新書版」,②小山清「落穂拾ひ・聖アンデルセン」,③ヴィノグラードフ・クジミン「論理学入門」,④太宰治「晩年」の4冊です.これらの本をテーマに事件が起こり,栞子さんが解決していきます

古書だけをテーマに,しかもあまり馴染みのない書籍も取り上げながら魅力あるミステリーをが書けるのか?と思って読み始めたのですが,予想外に読みごたえがあります

本の表紙のイラストは越島はぐという人が描いていますが,”ジャケ買い”ならぬ”表紙買い”をする向きも少なくないのではないかと思えるほど,思わず手に取って読みたくなるイラストです

 

          

          

コメント (2)
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