9日(日)。わが家に来てから今日で3680日目を迎え、トランプ米大統領は7日の記者会見で、政府の新組織「政府効率化省」を率いる実業家イーロン・マスク氏に対し、国防総省や教育省の支出を調査するよう指示したと明らかにしたが、マスク氏の率いる企業が国防総省と契約しており、利益相反が懸念されているほか、マスク氏や効率化省職員が軍事機密にアクセスする可能性も危惧されている というニュースを見て感想を述べるモコタロです
選挙で選ばれたわけでもない富豪の民間人が 莫大な権限を握っている危険な状況だ
今日はモーツアルト「ピアノ協奏曲第14番変ホ長調K.449」が完成した日です モーツアルトはウィーンに出てから3年目の1784年から翌85年にかけて第14番から第19番まで6曲のピアノ協奏曲を書いています
当時のモーツアルトはピアニスト兼作曲家としてウィーンの音楽界の寵児としてもてはやされていました
この曲は、1784年に当時27歳のモーツアルトが愛弟子バルバラ・フォン・プロイヤー嬢のために作曲し、同年2月9日に完成、3月17日に友人のトラットナーの館で開かれたモーツアルトの私的演奏会で彼自身の弾きぶりで初演し、好評を博したと言われています
モーツアルトはこの曲以降、自分自身で作曲年月日、タイトル、楽器編成、冒頭主題を書き入れた「全自作品目録」を作成し始めたので、K.499は記念すべき作品目録第1号となりました
この曲の2か月半後、モーツアルトはザルツブルクにいる父レオポルト宛の手紙で「この曲は、まったく特別な種類のコンチェルトですし、大編成の管弦楽よりも、むしろ小編成のために書かれています」と書いています。その言葉通り、弦楽5部に、オーボエとホルンが任意に加わるだけの編成となっています
第1楽章「アレグロ・ヴィヴァーチェ」、第2楽章「アンダンティーノ」、第3楽章「アレグロ・マ・ノン・トロッポ」の3楽章から成ります
これを機会に、所有する5枚のCDを引っ張り出してきて 片っ端から聴いています 録音順に次の通りです
①マレイ・ペライア(ピアノ・指揮)& イギリス室内管弦楽団(1975年9月録音)
②内田光子(ピアノ)& ジェフリー・テイト指揮イギリス室内管弦楽団(1987年5月録音)
③イエーノ・ヤンドゥ(ピアノ)& アンドラス・リゲッティ指揮ハンガリカス・コンセンタス(1989年6月録音)
④マリア・ジョアオ・ピリス(ピアノ)& クラウディオ・アバド指揮ウィーン・フィル(1992年3月録音)
⑤ルドルフ・ブフビンダ―(ピアノ・指揮)& ウィーン交響楽団(1997年11月録音)
いずれもクラシック音楽界では名の知れたモーツアルト弾きの演奏なので、どれが一番素晴らしいかというテーマは意味がありません 個々人の好みの問題になります。個人的にはピリスの演奏に惹かれます
モーツアルトのピアノ協奏曲では ルーマニア出身のピアニスト、クララ・ハスキルの演奏が好きなのですが、残念ながら彼女の演奏したK.499の録音はないようです
もし彼女が録音していたらベスト1に挙げる可能性大です
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