8日(土)。わが家に来てから今日で3679日目を迎え、ゆで卵の最適な作り方を科学的に突き止めたとの論文をイタリアの研究チームが6日付で国際学術誌に発表したが、100度の熱湯と30度の水を用意し、殻付きの生卵を交互に2分ずつ計10回浸すという内容である というニュースを見て感想を述べるモコタロです
こんなに丁寧にゆで卵を作ってもらったら 生卵も本望だろうけど そんな暇ないし
諸般の事情により、昨日の夕食作りはお休みしました
昨夜、サントリーホールで読売日響「第645回 定期演奏会」を聴きました プログラムはブルックナー「交響曲第5番 変ロ長調 WAB105」です 指揮はドイツの巨匠ローター・ツァグロゼク です
ブルックナー「交響曲第5番 変ロ長調 WAB105」はアントン・ブルックナー(1824-1896)が1875年から78年にかけて作曲、ブルックナーの死後の1894年4月8日にグラーツで初演されました 第1楽章「アダージョ ~ アレグロ」、第2楽章「アダージョ」、第3楽章「スケルツォ:モルト・ヴィヴァーチェ」、第4楽章「フィナーレ:アダージョ ~ アレグロ・モデラート」の4楽章から成ります
オケは16型で、左からヴァイオリン、第2ヴァイオリン、チェロ、ヴィオラ、その後ろにコントラバスといういつもの読響の並び コンマスは日下紗矢子、隣は戸原直というダブルトップ態勢を敷きます 第2ヴァイオリンのトップには2月1日 読響に首席として入団した石原悠企が控え、チェロは遠藤真理、ヴィオラは鈴木康浩、コントラバスは大槻健がそれぞれトップにスタンバイします
指揮を執るローター・ツァグロゼク は1942年バイエルン州生まれ。スワロフスキー、カラヤンらに師事 パリ・オペラ座、ライプツィヒ歌劇場の音楽総監督、ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団の首席指揮者などを歴任、1997年から2006年までシュトゥットガルト歌劇場の音楽総監督を務めました
指揮台に上がったツァグロゼクの引き締まった顔を見た時、ソ連の巨匠エフゲニー・ムラヴィンスキーを思い浮かべました
ツァグロゼクの指揮で演奏に入りますが、全体的に遅めのテンポで、重厚感のある演奏が繰り広げられます 「これぞ正統派」と言いたくなるような堂々たる演奏です 身体全体でオケをリードする日下コンマスの熱演に導かれた厚みのある弦楽器群の演奏が素晴らしい 管楽器では、オーボエの荒木奏美、フルートの倉田優、クラリネットの金子平を中心とする木管楽器の演奏が冴えています また、重厚感のある金管楽器の演奏が光ります フィナーレは、渾身の弦楽器、咆哮する金管・木管楽器、炸裂するティンパニによるアグレッシブな演奏で音の大伽藍を築き上げました ツァグロゼクは終始引き締まった指揮ぶりで、読響からゴージャスなサウンドを引き出し、会場を震わせました 最後の音が消えて、しばしのしじまの後、ゆっくりとツァグロゼクのタクトが下ろされると、満場の拍手とブラボーの嵐が吹き荒れ、カーテンコールが繰り返されました
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