12日(日)。わが家に来てから今日で3652日目を迎え、トランプ次期政権がDEI(多様性、公平性、包摂性)の取り組みを否定する姿勢を見せていることから、米メタ(旧フェイスブック)は、多様性や公平性の確保に向けた目標を廃止すると複数の米メディアが伝えた というニュースを見て感想を述べるモコタロです
マクドナルド、フォード・モーターなども追随するという 米国のトランプ化が進む
昨日、文京シビックホールで「響きの森クラシック・シリーズVol.82」を聴きました 今年の初コンサートです 前回聴いたのが昨年12月18日の読響「第九」だったので、実に24日ぶりのコンサートです これほど長くコンサートに行かなかったのも珍しいことです
プログラムは①J.シュトラウス2世「春の声」、②メンデルスゾーン「ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 作品64」、③ドヴォルザーク「チェロ協奏曲 ロ短調 作品104」です 演奏は②のヴァイオリン独奏=吉本梨乃、③のチェロ独奏=宮田大、管弦楽=東京フィル、指揮=鈴木優人です
オケは12型で、左から第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、チェロ、ヴィオラ、その後ろにコントラバスといういつもの東京フィルの並び。コンマスは依田真宣です
1曲目はJ.シュトラウス2世:ワルツ「春の声」です この曲はヨハン・シュトラウス2世(1825-1899)が1883年にウィーンで作曲したワルツです 今年は彼の生誕200年を迎えることから冒頭の曲として選ばれたのでしょう
鈴木優人の指揮で演奏に入りますが、冒頭から歯切れのよい溌溂とした演奏が展開します 久しぶりに生のオーケストラ演奏を聴いて、新鮮さと ある種の懐かしさを感じました やっぱりライブは良いと感激しました
2曲目はメンデルスゾーン「ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 作品64」です この曲はフェリックス・メンデルスゾーン(1809-1847)が1844年に作曲、翌45年にライプツィヒでF.ダヴィッドのヴァイオリン独奏により初演されました 第1楽章「アレグロ・モルト・アパッショナート」、第2楽章「アンダンテ」、第3楽章「アレグレット・ノン・トロッポ ~ アレグロ・モルト・ヴィヴァーチェ」の3楽章から成ります
ヴァイオリン独奏の吉本梨乃は14歳でウィーン国立音楽大学で学び、エリザベート王妃音楽院でオーギュスタン・デュメイに師事。2022年に第10回フリッツ・クライスラー国際ヴァイオリンコンクール2位受賞 オーストリアのオーケストラと共演を重ねている
鈴木優人の指揮で第1楽章に入ります すぐに吉本の独奏ヴァイオリンが入ってきますが、音量も十分で 流麗な演奏が繰り広げられます 中盤のカデンツァは聴きごたえがありました 第2楽章では独奏ヴァイオリンの美しい音色が会場の隅々まで響き渡りました 第3楽章では歯切れのよいオーケストラ伴奏と相まって、吉本のヴァイオリンが愉悦感に満ちた演奏を展開し、華麗でスケール感のあるフィナーレを飾りました
満場の拍手とブラボーに、吉本はアンコールにパガニーニ「カプリース第24番」を超絶技巧で演奏、聴衆を唖然とさせました
プログラム後半はドヴォルザーク「チェロ協奏曲 ロ短調 作品191」です この曲はアントニン・ドヴォルザーク(1841-1904)が1894年から翌95年にかけて作曲、1896年にロンドンで初演されました 第1楽章「アレグロ」、第2楽章「アダージョ・マ・ノン・トロッポ」、第3楽章「フィナーレ:アレグロ・モデラート」の3楽章から成ります
チェロ独奏の宮田大はスイスのジュネーヴ音楽院卒業、ドイツのクロンベルク・アカデミー修了。2009年、ロストロポーヴィチ国際チェロコンクールで日本人として初めて優勝 これまで参加した全てのコンクールで優勝を果たしています
鈴木優人の指揮で第1楽章に入ります オーケストラの長い序奏部に続いて、宮田の力強いチェロが入ってきます 宮田の演奏は大胆にして繊細で、全体的にスケールの大きな演奏が展開します これは第2楽章、第3楽章でも同様で、鈴木 ✕ 東京フィルの確かなバックに支えられながら、自由自在の演奏を繰り広げます 胸のすくような素晴らしい演奏でした
満場の拍手とブラボーの嵐に、宮田はサン=サーンス「動物の謝肉祭」より「白鳥」を心を込めて演奏、聴衆のクールダウンを図りました
2025年の初コンサートは素晴らしい演奏で、幸先の良いスタートを切ることが出来ました
この日の公演を手始めに、今年も在京オーケストラやオペラの定期会員としてコンサートを聴いていきます 来シーズンにかけて定期会員になっているのは以下の団体です
①NHK交響楽団(Aプロ、Bプロ)
②読売日響(定期演奏会、名曲シリーズ)
③新日本フィル(サントリーシリーズ、クラシックへの扉)
④東京都交響楽団(Bシリーズ)
⑤東京交響楽団(定期演奏会)
⑥東京フィル(サントリー定期演奏会)
⑦東京シティ・フィル(定期演奏会、ティアラこうとう定期)
⑧新国立オペラ(プルミエ=初日公演会員)
以上、8団体12シリーズです
上記のほか、⑨「モーツアルト・マチネ」(東響・ミューザ川崎:全4回)、⑩「響きの森クラシック・シリーズ」(東京フィル・文京シビックホール:全4回)の会員でもあります
以上の定期演奏会を軸に、例年通り①都民芸術フェスティバル(2~3月:すみだトリフォニーホール他)、②東京・春・音楽祭(3~4月:東京文化会館他)、③ラ・フォル・ジュルネ TOKYO(5月:東京国際フォーラム)、④サントリーホール・チェンバーミュージック・ガーデン(6月:ブルーローズ)、⑤フェスタサマーミューザ(7~8月:ミューザ川崎)といった音楽祭を聴いていきます
今年も腰痛悪化と公演日時の勘違いに注意しながら、コンサートライフを楽しもうと思います
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