5日(木)。昨日、皇居外苑で丸の内消防署主催による「自衛消防訓練審査会」が開かれたので見学に行きました 前日の天気予報では曇りでしたが、朝から暑い青空になりました
一般の方には馴染みがないと思いますが,この審査会は毎年1回、丸の内地区にある各ビルの自衛消防隊の日ごろの消化訓練を審査するもので、今年は男子隊25チーム、女子隊9チーム、警備隊41チームの計75チームが参加しました 男子隊と女子隊,警備隊の2つのコースに分かれて、それぞれの隊の種類別に順位を競います
訓練の想定は「事業所の勤務時間中に地震が発生、その後火災が発生、消火器の初期消火にもかかわらず火勢が拡大し、屋内消火栓による消火活動(ホースを延長)を必要とする火災に拡大した」となっています 審査は初期対応要領(迅速性、確実性)、屋内消火栓操法と各操作のタイムに着眼して行われます。実際にホースから水を出して的を当てて倒します。放水に当たっては相当の圧力がかかるため、うっかりすると手元を離れ、暴れまくります
隊の構成は、指揮者、1番員、2番員の3人一組で、それぞれの行動が計330点満点で採点され、得点順に1位から3位まで入賞隊が決まります
われらがPCビル警備隊の出場順は41チーム中16番目です。午前の部の最後か午後の部の最初かといった微妙な順番なので、現地からの電話を受けて11時少し過ぎに会社を出て皇居外苑に向かいました 現地に着いた時には11番目が演技中だったので、「午前中に順番が回ってくるのでは」と思ったのですが、11時半頃「午前の部は15番まで、16番以降は午後12時25分から審査する」というアナウンスが入り,隊員たちも「せっかくテンションが上がってきたところなのに・・・・」とガッカリしていました 仕方がないのでわれわれ応援団は大手町方面に食事に行って、開始5分前に戻りました。
わが隊の出場者は指揮者:池ノ谷君、一番員:玉田君、2番員:輿石君の3名です。輿石君は今年4月入社のルーキーです
12時25分、午後の部トップバッターとしてわが隊の演技が始まりました 3人とも声も大きく演技もきびきびと順調にこなしています 放水もスムーズにいきました。個人的にはかなりいい線をいっているのではないかと思いました
参加隊が多いので,われわれは一旦会社に戻り,現地からの報告を待つことにしました 結果は41チーム中13位でした。昨年が34チーム中5位だったことからすれば、順位こそ後退しましたが、参加チームが増えたこと、午後の部のトップバッターということでプレッシャーがかかったこと,各チームとも練習を重ねてきて強豪チームが揃っていたこと,と様々な要因がある中での13位ですから、わがチームは良く頑張ってくれたと思います さらに言えば,同じT警備会社から出場した4つのチームの中でわがPCビル警備隊が最高位だったことを勘案すれば,相当優秀な成績を納めたと言っても過言ではないでしょう
私は、ここ1カ月強の間、10数回に及ぶ地下2階駐車場での訓練を見てきましたが、日を追って上達していく3人の姿を見ていて頼もしく感じました。昨日はその成果を十分に発揮してくれたと思います
池ノ谷君;指揮者として分かりやすい声で明確に命令を伝え,動作も俊敏でした.私は練習の時から本番まで終始安心して観ていました
玉田君;演技が終わって感想を聞いた時「ぼくは,ちょっと・・・・・」と逡巡していましたが,外から見ている限り,きびきびとした動作は気持ちの良いものがありました.放水も確実に成功させてくれました.もっと自信を持っていいと思います
輿石君;4月に入社早々,訓練審査会の出場メンバーに抜擢されて初出場となったわけですが,練習から観ていて,驚くべき運動神経と素早い理解力で,短期間によくあそこまで仕上げてくれました.来年に希望がつなげます
個々人のレベルでは、あの時もう少しこうしていたら、など反省点があるかもしれませんが、それは「一つでも上に」と高い目標を掲げる3人だからこそだと思います。それを来年の審査会に生かしてくれれば良いのです.モノは考えようです.いまトップを取ったらあとは守るしかない.でも,来年も目指すべき目標があればやる気も出るでしょう.希望を次につなげよう
あとで優勝順位一覧表が届けられましたが、ベストテンに入っている消防隊は、すべて30階建て以上のビルの自衛消防隊で、警備員数もそれだけ揃っているところばかりです その中で、11階建てのわがビルを警備する10名に満たない隊員の中から選ばれた消防隊が13位の位置にいるということは、ある意味すごいことだと思います
池ノ谷、玉田、輿石の各隊員にはもっと自信と誇りを持ってほしいと思います 昨夜は新橋の焼肉屋で打ち上げ(反省会)をやったと聞いていますが,しばらく身体を休めて、また,今回の結果を踏まえて”次”に備えてほしいと思います
最後に,練習から指導に当たってくれた桧垣隊員,ありがとう それから,日常的に彼らをバックアップしてくれた防災センターの鈴木隊長,小林副隊長はじめ警備隊員の皆さん,ありがとう そして,さらにそのバックアップをして下さった警備会社T社の伊藤取締役,中村部長,田中課長,ありがとうございました.これからもご指導をよろしくお願いいたします PCの応援団の皆さんお疲れ様でした
※当日の審査会の模様は近々,当社のホームページ(下記)で公開予定です.
http://www.presscenter.co.jp
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