21日(火)。文京シビックホールから「響きの森クラシック・シリーズ 2024/2025 シーズン」セット券の予約が確定した旨のメールが届きました 申し込みフォームの「備考欄」に「センターブロック通路側か通路に近い席希望」と書いておいたのですが、指定されたのは右ブロックの通路から一番奥に入った席でした
希望を書いても全く意味がないことが良く分かりました
このシリーズはチケット代が格安なのは良いのですが、申し込み時に座席指定ができないのが最大の欠点です
来年からは何とかしてほしいと思います
明日、文京シビックチケットで現金と引き換えにチケットを受け取る予定です
ということで、わが家に来てから今日で3234日目を迎え、朝日新聞社が18,19日に実施した全国世論調査によると、岸田文雄内閣の支持率は25%(前回10月調査は29%)と低下、不支持率は65%(同60%)に上昇し、自民党が2012年12月に政権に復帰して以降の11年間で、支持率は最低を記録した というニュースを見て感想を述べるモコタロです
人気取りの現金給付といい 副大臣と政務官3人の辞任といい 申し分のない失点だ
昨日、夕食に「ポークカレー」と「生野菜とアボカドのサラダ」を作りました カレーは週1回は作っているような気がします
早稲田松竹でミア・ハンセン=ラブ監督による2022年製作フランス映画「それでも私は生きていく」(112分)を観ました
シングルマザーのサンドラ(レア・セドゥ)は、通訳の仕事をしながら8歳の娘とパリの小さなアパートで暮らしている サンドラの父ゲオルグ(パスカル・グレゴリー)は現役時代は哲学教師として生徒たちから尊敬されていたが、現在は病によって視力と記憶を失いつつあった
サンドラは別居中の母フランソワーズと共に父のもとを頻繁に訪ねては、父の変化を目の当たりにして無力感に苛まれていた
仕事と子育てと介護に追われて自分のことはずっと後回しにしてきた彼女だったが、ある日、旧友クレマン(メルビル・プポー)と再会し恋に落ちる
この映画は、父親の病への悲しみと 新たな恋への喜びという相反する感情に直面したシングルマザーの心境を、ミア・ハンセン=ラブ監督が自身の経験をもとに描いたヒューマンドラマです
クレマンには妻子がいますが、妻とはうまく行っていないので、サンドラと付き合うことになります しかし、何度か逢瀬を重ねる中で「やっぱり妻と子どもを裏切ることはできない」として一時はサンドラと離れることになります
しかし、彼にはサンドラを諦めることが出来す、またサンドラに連絡して会うことになり、サンドラも彼を喜んで受け入れます
男と女の関係ってどうしてこう面倒くさいんでしょうね
父親の入院している病室のシーンで、サンドラが「パパはシューベルトが好きだったでしょう」と言って、CDでシューベルト「ピアノ・ソナタ第20番 イ長調 D959」の第2楽章「アンダンティーノ」を流すシーンがあります
この曲を聴いた父ゲオルグは「この曲はダメだ。暗すぎる」と言って拒否します
そこはかとなく悲し気な旋律は確かに、聴いていると憂鬱な気分になりそうです
この曲はロベール・ブレッソン監督「バルダザールどこへ行く」(1966年)で全編を通じて流れていました
この映画の感想は2021年4月6日付toraブログに書きましたので、興味のある方はご覧ください
また、別のシーンではサンドラの言う「邪魔にならない音楽」として、J.S.バッハ「無伴奏チェロ・ソナタ第1番」の「プレリュード」が流れました
ところで、サンドラが父ゲオルグの日記を発見し、中をパラパラとめくるシーンで、あるページに「交響曲第7番 ワーグナー」という記述がありました これはあり得ない
ワーグナーが作曲した交響曲は「交響曲 ハ長調 WWV29」1曲だけで、7曲も作曲していません
また、ブルックナーの「交響曲第3番 ニ短調」は尊敬するワーグナーに献呈されたことから「ワーグナー」の愛称で呼ばれていますが、第7番ではありません
監督がどういう意図でゲオルグの日記に「交響曲第7番 ワーグナー」と記したのか分かりませんが、誤解を招くシーンです
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