5カ月に及ぶ当地での越冬を終え、北帰行の途に付きました。
ナベヅル 最近は昼間から河口干潟にいることが多くなっていました。整然と横一列に。
ナベヅル 徐々に満ちてきて、周りに地面が消えています。中州に移動するか飛び立つか固唾をのんでいると。
ナベヅル いよいよ出発です。機は熟し心はもうふるさとのある北方シベリアにあるのかもしれません。
ナベヅル 周りの景色を心に刻みながら少しずつ高度を上げてゆきます。
ナベヅル なんと一度だけ旋回しバック。越冬の地を目に焼き付けるためか、見送る私たちに別れをおしむのか。
ナベヅル このあと一度も振り返ることなく一気に高度を上げ西北の空に舞い上がってゆきました。
初めて見るナベヅルの旅立ちの瞬間、感動です。目的地への無事な到着を祈ります。感動をありがとう。来季も当地にきて越冬をしてほしいです。