四月も中旬に入りましたね。もう各種の学校も始まっていることと思います。こちらでは、気温も10度近くまで上がる日も出てきています。天気の週間予報を見ても、気温がグッと下がる予報は出ていなかったため、月曜日に車のタイヤをサマータイヤに替えてしまいました。
しかし、こちらには「イースターには雪が降る」という都市伝説があるため、まだあと一週間は安心できないのですが。まあ、雪が降ってしまったらバスを使いましょう。タマのことだし。
ところで、新しい元号が「令和」と決まったとのこと。おめでとうございます。というのも変でしょうか?
「和」は非常に「さもありなん」なのですが、「令」は「冷」を連想される方も多いのではないだろうかと思います。私の個人的な第一印象は「律令」「命令」の「令」で、「無理やりまとめさせられる(和)のかなあ」ということでした。
でもそれはあくまで第一印象であって、慣れてしまえばそのような偏見は消えることでしょう。まあ、よく取れば、なんとなく背筋がシャンとしていない平成?よりも「凛(りん)」とした感じがしますかね〜?
ただ、この元号というもの。私にはなかなかクセモノで、なにしろこちらでの日常生活では元号というものは一切関わりがないのです。ですから、「今年は平成.... 何年?だっけ」ということは年中ありました。
日本に帰った時に、何かの申請書等に元号で記入しなければならない時など、うろたえたり頭にくることもしばしばありました。「もういいかげんに西暦で統一してもらえんかなあ?」と思うことも。
しかしながら、「明治」「大正」「昭和」「平成」と並べて見ると、なんとなくそれぞれにふさわしい情景が目に浮かぶ気がしますし、単なる数字の羅列よりは風情がある気がします。
日本の文化の継承という点からも、あっていいのではないか、と最近では考えるようになりました。もうすぐ「令和元年」なわけですね。
それにしても、今回の新元号ではなにか懸賞クイズまであったようで、それなりに盛り上がったのでしょうか?よーく考えて出てきたものなんですよね。それに比べると、「平成」というのは、考え出すのにどれだけのゆとりがあったのでしょうか?
ちょっと不思議。まさか、作り置きしてあったとか?あり得そう。
安全運転へのガイド 妖精エルフィス
Myndin er ur Samgongustofa.is
さて、今回の本題です。始まりで、車のサマータイヤへの交換と雪の可能性について触れましたが、ちょっと関連してアイスランドでの車の運転に関する事柄です。
最近、Youtubeを見ていると、こちらでの車の運転に関する注意というかアドバイスのような広告が入るようになりました。
過去数年、アイスランドでの外国人旅行者の車での事故は後を絶ちません。昨年末のクリスマス直後、南部の川に掛かる橋から自動車が転落し、乗っていた兄弟のふた家族のうち、双方の家族の奥さん二人と赤ちゃんひとりが亡くなるという大事故が起きました。
この事故は、計七人が乗っていたランドクルーザーが、対向車を避けたわけでもなんでもなく、勝手に橋下に転落したことであったこと、また、乗っていた家族がイギリスで名の知れた資産家であったことからも注目を浴びました。
もちろんそのようなことよりも、バカンスに来ていて一瞬にして家族を失うという悲惨さが際立っていたのですが。
2018年の年間を通して見ると、「大事故」とみなされる車の事故は183件ありました。亡くなったかたが18人で、重傷者が183人。亡くなった方の半数、9人が外国からの旅行者でした。
遡って九月のことですが、アメリカ人旅行者の若夫婦が運転する車が、川を横断しようとして深みにはまり、奥さんが流されて死亡する、という事故もありました。写真で見ると、普通の乗用車で、とても川に入って行けるような車ではないのがわかります。
これは交通事故ではなく、水難事故として分類されたようですが、いずれにしてもこの辺りに運転する側の予備知識の不十分さが指摘され、それに対する措置の必要が訴えられてきたわけです。
川にはまり、結果惨事を招いた事故
Myndin er ur Ruv.is/Hermann_Valsson
で、今回Youtubeを見ていて、目についたというか、見させられた広告ビデオなのですが、私の評価としてはよくできているのではないか、と思いました。なんというか、見ていてそれなりに面白い?のです。
先に述べましたような、悲惨な事故の現実を前にして「面白い」は不謹慎かもしれませんが、安全運転を呼びかける広告ビデオというものは「どうやったってつまらないものになるであろう」という、否定的な先入観からすれば、うまくいっているのではないかと思うのわけです。
まあ、説明よりも実際にご覧いただくのが一番。英語ですが、これは勘弁してください。
Dangers on Icelandic roads? - Driving with Elfis
アイスランドの妖精エルフであるエルフィスさんが、アイスランドでの運転に関する様々なアドバイスをしてくれるというアニメです。
他にもありますのでこちらからピックアップしてみてください。
妖精エルフィスのアイスランド安全運転講座
この安全運転アピールのための広告ビデオはSamgongustofaサムガンガストーバという交通局が作成したものです。
こちらでの運転に必要な基礎の標識
Myndin er ur Samgongustofa.is
交通局はこれに関連して、Drive.isという、アイスランドでの運転に関する基礎情報を与えるためのサイトも開設しました。こちらで運転をされる予定の方には是非とも閲覧していただきたと願います。
さらにVegagerdinヴェーガゲルズィンという「道路管理公社」が、道路情報に関するサイトを提供しています。こちらは「アイスランドに来て、実際に運転する」という時に参照していただきたいと思います。
このブログでは、かなりしつこく旅行者の方々の運転に際しての注意を喚起してきています。「言われなくてもわかってら」という向きもあるでしょうが、実際に事故が起きてしまうと、まったく関係のない人たちにまで、様々な影響 -それもかなりシビアな影響- が出てきます。
「ワタシの勝手でしょ」とはくれぐれもお考えにになられませんようお願いいたします。m(_ _)m
藤間/Tomaへのコンタクトは:nishimachihitori @gmail.com
Home Page: www.toma.is
しかし、こちらには「イースターには雪が降る」という都市伝説があるため、まだあと一週間は安心できないのですが。まあ、雪が降ってしまったらバスを使いましょう。タマのことだし。
ところで、新しい元号が「令和」と決まったとのこと。おめでとうございます。というのも変でしょうか?
「和」は非常に「さもありなん」なのですが、「令」は「冷」を連想される方も多いのではないだろうかと思います。私の個人的な第一印象は「律令」「命令」の「令」で、「無理やりまとめさせられる(和)のかなあ」ということでした。
でもそれはあくまで第一印象であって、慣れてしまえばそのような偏見は消えることでしょう。まあ、よく取れば、なんとなく背筋がシャンとしていない平成?よりも「凛(りん)」とした感じがしますかね〜?
ただ、この元号というもの。私にはなかなかクセモノで、なにしろこちらでの日常生活では元号というものは一切関わりがないのです。ですから、「今年は平成.... 何年?だっけ」ということは年中ありました。
日本に帰った時に、何かの申請書等に元号で記入しなければならない時など、うろたえたり頭にくることもしばしばありました。「もういいかげんに西暦で統一してもらえんかなあ?」と思うことも。
しかしながら、「明治」「大正」「昭和」「平成」と並べて見ると、なんとなくそれぞれにふさわしい情景が目に浮かぶ気がしますし、単なる数字の羅列よりは風情がある気がします。
日本の文化の継承という点からも、あっていいのではないか、と最近では考えるようになりました。もうすぐ「令和元年」なわけですね。
それにしても、今回の新元号ではなにか懸賞クイズまであったようで、それなりに盛り上がったのでしょうか?よーく考えて出てきたものなんですよね。それに比べると、「平成」というのは、考え出すのにどれだけのゆとりがあったのでしょうか?
ちょっと不思議。まさか、作り置きしてあったとか?あり得そう。
安全運転へのガイド 妖精エルフィス
Myndin er ur Samgongustofa.is
さて、今回の本題です。始まりで、車のサマータイヤへの交換と雪の可能性について触れましたが、ちょっと関連してアイスランドでの車の運転に関する事柄です。
最近、Youtubeを見ていると、こちらでの車の運転に関する注意というかアドバイスのような広告が入るようになりました。
過去数年、アイスランドでの外国人旅行者の車での事故は後を絶ちません。昨年末のクリスマス直後、南部の川に掛かる橋から自動車が転落し、乗っていた兄弟のふた家族のうち、双方の家族の奥さん二人と赤ちゃんひとりが亡くなるという大事故が起きました。
この事故は、計七人が乗っていたランドクルーザーが、対向車を避けたわけでもなんでもなく、勝手に橋下に転落したことであったこと、また、乗っていた家族がイギリスで名の知れた資産家であったことからも注目を浴びました。
もちろんそのようなことよりも、バカンスに来ていて一瞬にして家族を失うという悲惨さが際立っていたのですが。
2018年の年間を通して見ると、「大事故」とみなされる車の事故は183件ありました。亡くなったかたが18人で、重傷者が183人。亡くなった方の半数、9人が外国からの旅行者でした。
遡って九月のことですが、アメリカ人旅行者の若夫婦が運転する車が、川を横断しようとして深みにはまり、奥さんが流されて死亡する、という事故もありました。写真で見ると、普通の乗用車で、とても川に入って行けるような車ではないのがわかります。
これは交通事故ではなく、水難事故として分類されたようですが、いずれにしてもこの辺りに運転する側の予備知識の不十分さが指摘され、それに対する措置の必要が訴えられてきたわけです。
川にはまり、結果惨事を招いた事故
Myndin er ur Ruv.is/Hermann_Valsson
で、今回Youtubeを見ていて、目についたというか、見させられた広告ビデオなのですが、私の評価としてはよくできているのではないか、と思いました。なんというか、見ていてそれなりに面白い?のです。
先に述べましたような、悲惨な事故の現実を前にして「面白い」は不謹慎かもしれませんが、安全運転を呼びかける広告ビデオというものは「どうやったってつまらないものになるであろう」という、否定的な先入観からすれば、うまくいっているのではないかと思うのわけです。
まあ、説明よりも実際にご覧いただくのが一番。英語ですが、これは勘弁してください。
Dangers on Icelandic roads? - Driving with Elfis
アイスランドの妖精エルフであるエルフィスさんが、アイスランドでの運転に関する様々なアドバイスをしてくれるというアニメです。
他にもありますのでこちらからピックアップしてみてください。
妖精エルフィスのアイスランド安全運転講座
この安全運転アピールのための広告ビデオはSamgongustofaサムガンガストーバという交通局が作成したものです。
こちらでの運転に必要な基礎の標識
Myndin er ur Samgongustofa
交通局はこれに関連して、Drive.isという、アイスランドでの運転に関する基礎情報を与えるためのサイトも開設しました。こちらで運転をされる予定の方には是非とも閲覧していただきたと願います。
さらにVegagerdinヴェーガゲルズィンという「道路管理公社」が、道路情報に関するサイトを提供しています。こちらは「アイスランドに来て、実際に運転する」という時に参照していただきたいと思います。
このブログでは、かなりしつこく旅行者の方々の運転に際しての注意を喚起してきています。「言われなくてもわかってら」という向きもあるでしょうが、実際に事故が起きてしまうと、まったく関係のない人たちにまで、様々な影響 -それもかなりシビアな影響- が出てきます。
「ワタシの勝手でしょ」とはくれぐれもお考えにになられませんようお願いいたします。m(_ _)m
藤間/Tomaへのコンタクトは:nishimachihitori @gmail.com
Home Page: www.toma.is