ここ一週間あまり、札幌に滞在しています。休暇で仕事ではありません。変な時期に休暇をとる奴だ、と思われるでしょうが、確かにそうです。ただ夏休みを消化していなかったので(こちらでは丸一ヶ月ガツッと取る習わしです)、時期遅れの夏休みです。
今年の夏は、アイスランドにいたままマッタリとした休みを取りたかったのですが、結果は惨めなもので「この日、あの日」とポツンポツンとしか休みが取れませんでした。
窮状にある人が、休暇中とかおかまいなしに連絡してくるからですが、そういう立場の人に文句を言うのも憚られますので、結果としてこちらが逃げ出すしかないのを確認することとなりました。
というわけで、今回の休暇の目的のひとつは職務を忘れて「ポケッとする」ことでした。で、仕事の元になる仕事用携帯は置いてきましたし、どうしても連絡を拾ってしまうFacebookも休暇中はお休みとしました。
休暇のもうひとつの目的は、こちらの母を訪ねることで、僅か一週間あまりのことなので、どこかへ観光にも行かず、なるべく母のところでポケッとすることにしたわけです。
家の方付けを手伝ったり、あれこれ買い物のパシリもしましたが、それでもポケッとする時間は十分あり、ただただテレビで「昼の」ニュースワイドを見たりして過ごしています。
テレビというのは、全国必ずしも同じではなく、地方地方によってローカル色があるのはもちろんですが、それでも基本線は相当共通しているものように思えます。
私が札幌で、午後のマッタリテレビのお気に入りにしているのは札幌テレビで、これは日本テレビ系列です。
まず昼前のニュースから始まり、昼から「ヒルナンデス」、続いて「情報liveミヤネ屋」。それが終わる午後四時あたりからはローカル色の濃い「どさんこワイド」です。
これは基本?のチャンネル設定で、もちろん「相棒」の再放送へ目がいったり、ローカル番組がテレビ朝日系列、HTVの「イチオシ」になったりすることもあります。
で、今回特に感じたことは、「ミヤネ屋」のような全国ネットであるニュースワイドの枠についてなのですが、どの番組でもまったく同じようなトピックを扱ってるなあ、ということでした。
この一週間の話題はもっぱら韓国の政治事情です。どのチャンネルに移ってもほぼ間違いなく朴槿恵(パククネ)大統領の顔ですよね。友人の崔順実(チェスンシル)容疑者及びその娘のチョンユラ氏の顔とともに「これでもか!?」という感じで登場しています。
この政治スキャンダル?の登場人物の背景や評判、韓国の行政の中での大統領弾劾の手続きの説明、これからの動きの予想など、ニュースなのかドラマのストーリーの展開の茶飲み話しなのか混乱してきそうな気がするほどです。
まあ、逆に言うとそういう風になり得る点が、午後のニュースワイドの題材としてうってつけのものである理由なのでしょうが。大統領の謎のバイオグラの大量購入?なんていう格好の話題まで出てくると、嬉しくてたまらないでしょうね、番組企画の人は。
ついでに正直に言うと、そう思いながらも惰性でついつい見続けてしまうのがワタシも含めての「視聴者」であるようです...
先の火曜日は早朝に東北地方の太平洋沿岸側を中心にして、また地震と津波の騒ぎがありましたが、その日だけは一斉に「地震と津波情報」がテレビ画面の主役となりました。
札幌は揺れませんでしたし、私自身は朝起きて七時にテレビを付けてニュースを知りました。その時点でテレビが一斉に地震と津波に関する警報を呼びかけていたのは当然だと思います。これからどうなるか、まだ分からなかったわけですし、一般の人々に注意を喚起してしかるべきだと思います。
ですが、午後も遅くなって事態が落ち着いてからも、まだ朝の海の津波の逆流の様子をリピートするのを見ていると、もう少し発展的な扱いはないものか?と思ってしまいました。そう思いながらも、またしても惰性で見続けてしまったワタシですが...
というわけで、今回の発見は「ヒルナンデス」の枠に続く、午後のニュースワイドの時間帯は、局のいかんを問わずどうも非生産的な時間帯に思われる。が、それは同時に、その時間帯の聴視者のニードにも見合ってしまっているようだ、ということでした。
少なくとも、今回のワタシのように「ポケッとする」ことを目的として茶の間に座っていた者にはまさしくふさわしいテレビの内容だったと認めざるを得ないと思います。
これはこれで必要な時間なのでしょうか? 世の中のすべてが生産的でなければいけない、というのはむしろ偏ったものの見方かも? ちょびっと怠惰な午後のワイド枠もそれなりにリラックス効果があるような、ないような?
今、これを書きながらもそのようなテレビを横目で眺めています。54年ぶりに東京で十一月の初雪。我が町、八王子からの中継もかなり入っています。さらに北海道では42センチの積雪のところも!
いよいよ冬到来のようです。風邪など引かぬように気をつけてお過ごしくださいますよう。
応援します、若い力。Meet Iceland
藤間/Tomaへのコンタクトは:nishimachihitori @gmail.com
Home Page: www.toma.is
今年の夏は、アイスランドにいたままマッタリとした休みを取りたかったのですが、結果は惨めなもので「この日、あの日」とポツンポツンとしか休みが取れませんでした。
窮状にある人が、休暇中とかおかまいなしに連絡してくるからですが、そういう立場の人に文句を言うのも憚られますので、結果としてこちらが逃げ出すしかないのを確認することとなりました。
というわけで、今回の休暇の目的のひとつは職務を忘れて「ポケッとする」ことでした。で、仕事の元になる仕事用携帯は置いてきましたし、どうしても連絡を拾ってしまうFacebookも休暇中はお休みとしました。
休暇のもうひとつの目的は、こちらの母を訪ねることで、僅か一週間あまりのことなので、どこかへ観光にも行かず、なるべく母のところでポケッとすることにしたわけです。
家の方付けを手伝ったり、あれこれ買い物のパシリもしましたが、それでもポケッとする時間は十分あり、ただただテレビで「昼の」ニュースワイドを見たりして過ごしています。
テレビというのは、全国必ずしも同じではなく、地方地方によってローカル色があるのはもちろんですが、それでも基本線は相当共通しているものように思えます。
私が札幌で、午後のマッタリテレビのお気に入りにしているのは札幌テレビで、これは日本テレビ系列です。
まず昼前のニュースから始まり、昼から「ヒルナンデス」、続いて「情報liveミヤネ屋」。それが終わる午後四時あたりからはローカル色の濃い「どさんこワイド」です。
これは基本?のチャンネル設定で、もちろん「相棒」の再放送へ目がいったり、ローカル番組がテレビ朝日系列、HTVの「イチオシ」になったりすることもあります。
で、今回特に感じたことは、「ミヤネ屋」のような全国ネットであるニュースワイドの枠についてなのですが、どの番組でもまったく同じようなトピックを扱ってるなあ、ということでした。
この一週間の話題はもっぱら韓国の政治事情です。どのチャンネルに移ってもほぼ間違いなく朴槿恵(パククネ)大統領の顔ですよね。友人の崔順実(チェスンシル)容疑者及びその娘のチョンユラ氏の顔とともに「これでもか!?」という感じで登場しています。
この政治スキャンダル?の登場人物の背景や評判、韓国の行政の中での大統領弾劾の手続きの説明、これからの動きの予想など、ニュースなのかドラマのストーリーの展開の茶飲み話しなのか混乱してきそうな気がするほどです。
まあ、逆に言うとそういう風になり得る点が、午後のニュースワイドの題材としてうってつけのものである理由なのでしょうが。大統領の謎のバイオグラの大量購入?なんていう格好の話題まで出てくると、嬉しくてたまらないでしょうね、番組企画の人は。
ついでに正直に言うと、そう思いながらも惰性でついつい見続けてしまうのがワタシも含めての「視聴者」であるようです...
先の火曜日は早朝に東北地方の太平洋沿岸側を中心にして、また地震と津波の騒ぎがありましたが、その日だけは一斉に「地震と津波情報」がテレビ画面の主役となりました。
札幌は揺れませんでしたし、私自身は朝起きて七時にテレビを付けてニュースを知りました。その時点でテレビが一斉に地震と津波に関する警報を呼びかけていたのは当然だと思います。これからどうなるか、まだ分からなかったわけですし、一般の人々に注意を喚起してしかるべきだと思います。
ですが、午後も遅くなって事態が落ち着いてからも、まだ朝の海の津波の逆流の様子をリピートするのを見ていると、もう少し発展的な扱いはないものか?と思ってしまいました。そう思いながらも、またしても惰性で見続けてしまったワタシですが...
というわけで、今回の発見は「ヒルナンデス」の枠に続く、午後のニュースワイドの時間帯は、局のいかんを問わずどうも非生産的な時間帯に思われる。が、それは同時に、その時間帯の聴視者のニードにも見合ってしまっているようだ、ということでした。
少なくとも、今回のワタシのように「ポケッとする」ことを目的として茶の間に座っていた者にはまさしくふさわしいテレビの内容だったと認めざるを得ないと思います。
これはこれで必要な時間なのでしょうか? 世の中のすべてが生産的でなければいけない、というのはむしろ偏ったものの見方かも? ちょびっと怠惰な午後のワイド枠もそれなりにリラックス効果があるような、ないような?
今、これを書きながらもそのようなテレビを横目で眺めています。54年ぶりに東京で十一月の初雪。我が町、八王子からの中継もかなり入っています。さらに北海道では42センチの積雪のところも!
いよいよ冬到来のようです。風邪など引かぬように気をつけてお過ごしくださいますよう。
応援します、若い力。Meet Iceland
藤間/Tomaへのコンタクトは:nishimachihitori @gmail.com
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