レイキャビク西街ひとり日誌 (Blog from Iceland)

北の小さな島国アイスランドはレイキャビクの西街からの、男独りブログです。

怠惰な午後のニュースワイド帯(おび) サッポロ北街ひとり日誌(16-2)

2016-11-27 05:00:00 | 日記
ここ一週間あまり、札幌に滞在しています。休暇で仕事ではありません。変な時期に休暇をとる奴だ、と思われるでしょうが、確かにそうです。ただ夏休みを消化していなかったので(こちらでは丸一ヶ月ガツッと取る習わしです)、時期遅れの夏休みです。

今年の夏は、アイスランドにいたままマッタリとした休みを取りたかったのですが、結果は惨めなもので「この日、あの日」とポツンポツンとしか休みが取れませんでした。

窮状にある人が、休暇中とかおかまいなしに連絡してくるからですが、そういう立場の人に文句を言うのも憚られますので、結果としてこちらが逃げ出すしかないのを確認することとなりました。

というわけで、今回の休暇の目的のひとつは職務を忘れて「ポケッとする」ことでした。で、仕事の元になる仕事用携帯は置いてきましたし、どうしても連絡を拾ってしまうFacebookも休暇中はお休みとしました。

休暇のもうひとつの目的は、こちらの母を訪ねることで、僅か一週間あまりのことなので、どこかへ観光にも行かず、なるべく母のところでポケッとすることにしたわけです。

家の方付けを手伝ったり、あれこれ買い物のパシリもしましたが、それでもポケッとする時間は十分あり、ただただテレビで「昼の」ニュースワイドを見たりして過ごしています。

テレビというのは、全国必ずしも同じではなく、地方地方によってローカル色があるのはもちろんですが、それでも基本線は相当共通しているものように思えます。

私が札幌で、午後のマッタリテレビのお気に入りにしているのは札幌テレビで、これは日本テレビ系列です。

まず昼前のニュースから始まり、昼から「ヒルナンデス」、続いて「情報liveミヤネ屋」。それが終わる午後四時あたりからはローカル色の濃い「どさんこワイド」です。

これは基本?のチャンネル設定で、もちろん「相棒」の再放送へ目がいったり、ローカル番組がテレビ朝日系列、HTVの「イチオシ」になったりすることもあります。

で、今回特に感じたことは、「ミヤネ屋」のような全国ネットであるニュースワイドの枠についてなのですが、どの番組でもまったく同じようなトピックを扱ってるなあ、ということでした。

この一週間の話題はもっぱら韓国の政治事情です。どのチャンネルに移ってもほぼ間違いなく朴槿恵(パククネ)大統領の顔ですよね。友人の崔順実(チェスンシル)容疑者及びその娘のチョンユラ氏の顔とともに「これでもか!?」という感じで登場しています。

この政治スキャンダル?の登場人物の背景や評判、韓国の行政の中での大統領弾劾の手続きの説明、これからの動きの予想など、ニュースなのかドラマのストーリーの展開の茶飲み話しなのか混乱してきそうな気がするほどです。

まあ、逆に言うとそういう風になり得る点が、午後のニュースワイドの題材としてうってつけのものである理由なのでしょうが。大統領の謎のバイオグラの大量購入?なんていう格好の話題まで出てくると、嬉しくてたまらないでしょうね、番組企画の人は。

ついでに正直に言うと、そう思いながらも惰性でついつい見続けてしまうのがワタシも含めての「視聴者」であるようです...

先の火曜日は早朝に東北地方の太平洋沿岸側を中心にして、また地震と津波の騒ぎがありましたが、その日だけは一斉に「地震と津波情報」がテレビ画面の主役となりました。

札幌は揺れませんでしたし、私自身は朝起きて七時にテレビを付けてニュースを知りました。その時点でテレビが一斉に地震と津波に関する警報を呼びかけていたのは当然だと思います。これからどうなるか、まだ分からなかったわけですし、一般の人々に注意を喚起してしかるべきだと思います。

ですが、午後も遅くなって事態が落ち着いてからも、まだ朝の海の津波の逆流の様子をリピートするのを見ていると、もう少し発展的な扱いはないものか?と思ってしまいました。そう思いながらも、またしても惰性で見続けてしまったワタシですが...

というわけで、今回の発見は「ヒルナンデス」の枠に続く、午後のニュースワイドの時間帯は、局のいかんを問わずどうも非生産的な時間帯に思われる。が、それは同時に、その時間帯の聴視者のニードにも見合ってしまっているようだ、ということでした。

少なくとも、今回のワタシのように「ポケッとする」ことを目的として茶の間に座っていた者にはまさしくふさわしいテレビの内容だったと認めざるを得ないと思います。

これはこれで必要な時間なのでしょうか? 世の中のすべてが生産的でなければいけない、というのはむしろ偏ったものの見方かも? ちょびっと怠惰な午後のワイド枠もそれなりにリラックス効果があるような、ないような?

今、これを書きながらもそのようなテレビを横目で眺めています。54年ぶりに東京で十一月の初雪。我が町、八王子からの中継もかなり入っています。さらに北海道では42センチの積雪のところも!

いよいよ冬到来のようです。風邪など引かぬように気をつけてお過ごしくださいますよう。


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サッポロ北街ひとり日誌(16-1) これぞニッポンのセールス魂

2016-11-20 05:00:00 | 日記
今日は久しぶりに「サッポロ北街ひとり日誌」です。一年半年ぶりですね。今回はコペンハーゲンからのフライトが、乗機を完了してから貨物部のドアの故障が判明し、その修理のために離陸まで二時間半の「待ち」となりました。

スカンジナヴィア航空なのですが、幸いなことに六割り程度の入りだったのと、座席のエンターテイメント機器がリニューアルされていて、自分の気に入った映画をいつでも見られるようになっていたため、「Get Smart」を見て過ごしたのですが、二時間ほどの映画を見終わった時点で、まだ離陸していない、というのには多少心が折れそうになりました。(^-^;

それでも無事に札幌到着。札幌の気温はほぼレイキャビクと同じで、その点は苦労しません。途中、成田は暑かったです。

さて、今回は海外在住者の私の目に「これこそ日本の商売精神の典型的な見本」と映る現象?というかリチュアルというか「作法」についてです。それは高級百貨店の開店時の模様なんです。

札幌に住む私の母は、「堂島ロール」というケーキ菓子が好物なので、私が帰省した際にはよく買いに行くことがあります。堂島ロールは札幌駅西口の大丸の食品売り場で買うことができます。

ところが、これは人気商品で結構早い時間に売り切れになります。そこでこれを買う時にはいつも開店と同時に行くことにしています。で、デパートの開店の有り様に出会ったわけですが、これは本当に「ニッポン」だと思います。

できればスマフォでビデオを撮って、アイスランドでFacebookに公開したいと思うのですが、一般の方が大勢写ってしまいますので、おそらく迷惑行為になるのだろうと思い、断念しています。

今回は、母の使いでお歳暮を送りに同じ札幌駅前の東急デパートへ行く機会がありました。日程の都合でこれも開店と同時に済ませてしまおうと思い、開店の五分あまり前には正面入り口のロビーに入りました。

平日の十時前ですから、それほど待っているお客さんの数は多くはありませんが、それでも二十人くらいは開店を待って馳せ参じていました。

開店時間の一分前くらいになると館内放送で女性の声が流れます。「今日も楽しくお仕事をしましょう。笑顔でお客様をお迎えしましょう」確かそんな内容でしたが、これはスタッフ向けの「ハッパ」なんでしょう。

その後で、あのコマーシャルとかでよく使われるクラシックの小曲 −スミマセン。なんという曲か知りません。m(_ _)m− が流れます。なんというか、思わず下を向いて吹き出してしまうような曲なのです。

その頃には、入り口から見える範囲のすべての部署の店員さんが入り口に向き直り直立不動で「お迎え」のスタンバイに入っているのが伺えます。

皆さんご承知のように、デパートの一階はだいたい女性用の化粧品とか装飾品のコーナーが普通ですよね。ですから多勢に無勢で女性の店員の方がおおいのですが、入り口の真ん前には、ちょっと位が高そうに思える男性スタッフもお出ましになっています。

そして十時きっかりに開店のアナウンスがあり、私たちが入って行きますと、皆さん、深々とお辞儀をして迎えてくださいます。いやいやこれはまたご丁寧に、と言いたくなってしまいます。

私はお歳暮を送りに来たので、そのためのコーナーがある九階までエスカレーターで上ります。そうすると二階エスカレーターの到着地点にもフロア長とおぼしき男性が女性の方を従えて?深々とお辞儀をしてくれます。

三階に行くとまた、三階のスタッフが待っていてお辞儀をしてくれます。
四階、五階...と儀式は続きます。

ところがです。もともとそれほど多くない開店時のお客さん、二階、三階のうちは、私の他にもお客さんがちらほらとエスケレーターに乗っているわけですが、階を増す毎にひとりふたりと抜けていきます。で、六階くらいから、エスカレーター上には私ひとりしかいない、という状況にはまってしまったのです。

たとえ私ひとりでも、六階、七階、八階、九階と、ちゃんとフロア長らしきおじさんと女性の方々が(彼らにとっては)今日第一号の客を待ち受けているのです。「いらっしゃいませー」と深々とお辞儀。他でもない、私に向かってなのです。

無視できる状況ではないので、こちらもお辞儀をして返さねばなりません。「いえいえ、こちらこそお招きいただき...」って、招かれてるわけではないか。

このデパートの開店時のセレモニー。こちらが恥ずかしくなってしまうほどの丁寧さなのですが、これをデパートのスタッフの皆さんは毎朝繰り返しているわけですよね。

というわけで、私はこれを「日本の商売精神をあっぱれに具現している現象」のひとつとしたいと思います。

もちろん、このような接客態度はデパートに限られたものではなく、広く日本の商売業に浸透しているものですし、私個人としては「お客様は神様です」という教えには頷けないものもあるのですが、これはこれとして、なんというか「非常に面白い」と言いたくなってしまうのです。

もっと面白いだろうと思うのは、これをアイスランドの人々が体験したらなんと言うだろうか?ということなのです。少しは見習えよー! っと言いたいワタシでした。


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スベらない政権を期待したいアイスランド

2016-11-13 05:00:00 | 日記
さて二週間前に実施されたアイスランドの国会選挙の結果の続きです。今回の選挙結果(各党の議席数)を右から左への順で一覧にしてみたいと思います。というか、上から下へになりますが、上が右派、下が左派です。

進歩党(という名前の保守党) 8
独立党 21
ヴィスレイスン 7
明るい未来党 4
社民党 3
緑の党 10
ピラター(海賊党) 10

進歩党と独立党ですが、これらのどちらがより保守か?というのはそうはっきりとは決められず、問題によって保守の度合いは入れ替わると思ってください。

進歩党は従来から不思議な政党で、移民に対する嫌悪を示すようなうんざりさせるようなところがある一方で、同性結婚の法制化を図るなどびっくりするようないいこともまれにします。何が党の根底にあるのかまったくわからない。

ヴィスレイスンは前回書きましたように新党で、党名は「再建」を意味します。EU加盟に賛成なのでマスコミは中道扱いしていますが、私には保守の仲間と思えます。中核には元独立党の有力議員だった人たちが入っていますし、分野によっては最保守とさえなるのではないかと踏んでいます。

明るい未来党はまあ、言葉通りの意味で中道でしょう。ちなみに党首のオッター·プロッペさんは、本職はパンクロックミュージシャンです。移民難民に対して好意的な人で、よく相談に行ったりすることもあります。党が生き残ってくれてよかった。

社民党、緑の党はそのまんまです。私はもうアクティブではありませんが、いまだに緑の党に入っています。

ピラターは限りなく直接民主主義唱導者に近く、党首も置かず、かわりに「キャプテン」がいます。これまでは弱小政党で議員が三人だけでした。そのくらいですと、かなり過激なことを言っても、良い刺激になることが多かったのですが、十人の議員となるとそうはいかないでしょう。どう変身するか、見ものではあります。

さて選挙後にすぐ見て取れたことは、この議席の配分が見事に分かれたことです。もちろん、一党単独政権はあり得ません。連立になるのですが、過半数に達するには32議席が必要。上からみっつ(右からみっつ)を合わせると36議席で、十分です。しかし、ヴィスレイスンが「進歩党とは組まない」と早々と愛想尽かし宣言。

逆に左から(下から)中道までを全部合わせても、まだ27議席。ヴィスレイスンが必要になります。連立政権ではよくあることですが、要はどちらにも愛想よくできる党がキーパーソンになり得ます。




独立党のビャルトニ氏(左)と緑の党カトリーン氏
Myndin er ur Vísir.is


さて、こちらでは選挙で議席が確定したのを受けて、各党の代表が大統領を訪ね会談します。そしてその後に大統領がUmbod(言葉の意味は「委任」)という組閣のためのを委任をその中のひとりに委ねます。

まあ、形式的な儀式ですが、今回のように連立工作が困難になりそうな時には実際的な意味も現れてきます。選挙結果では独立党が、ひとつだけ20%を超える指示を得ましたので、まずは独立党の党首で、前政権で財務大臣を勤めたビャルトニ·ベネディクトスソン氏がこのumbodを委ねられました。

三年半前の進歩党(という名前の保守党)と独立党の連立の時も随分と日々を費やしのんびりしていましたが、今回ものんびりしています。

これを書いているのは11日の金曜日なのですが、すでに選挙から二週間にもなろうというのに、まだ何も形のあるものが見えてきていません。日本の感覚から言ったら、常識を超えているものがありますね。

前政権の連立の時ののんびりとは違って、今回は連立交渉がうまくいっていないのです。ニュースでは「もし、週末中に組閣が具体化しない場合には、umbodを返還する」旨のことをビャルトニ氏は述べていました。もしかしたら本当にそうなるかもしれません。

そうなると、組閣の中心は左の緑の党の党首カトリーン·ヤコブスドティールという女性になるはずです。カトリーンは可愛いし、頭もいいので人物的には何の問題もありませんが、やはり左からこぞって固めて行かないと、安定した政権を形成することはできません。

「誰がやっても難しい」状況が生まれてしまったので、誰が敢えて火中の栗を拾いに行くか興味のあるところです。

何れにしても、アメリカのあのBlack Wednesdayを体験した後では、それほどひどいことにはならないだろう、なんていう変な達観もあります。アイスランドもついこの間、大ズッコケをしたのですからね。忘れないでいてもらいたいと思います。

もう忘れちゃってる気がしなくもないな。それを考えるとやっぱり心配になるなあ...
スベらない政権を作って欲しいものです。


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変化ありました、アイスランド選挙

2016-11-06 05:00:00 | 日記
実は先々週の土曜日、つまり一週間と一日前になりますが、アイスランドの国会選挙がありました。かなり大きな変化があった選挙でしたので、今回はアイスランドの政治模様について、選挙結果を軸にして書いてみたいと思います。

とか、偉そうに書き始めても、私はそんなに政治通ではないので、独自の情報網は持っていません。ニュース報道が頼りです。十年ほど前には「緑の党」に入れ込んでいたこともあるのですが、好き嫌いがはっきりしている私のような人間は政治には向かないようです。(関心分野が狭い(^-^;)

さて、アイスランドの国会選挙はだいたい四年の任期満了に従ってなされてきたように思います。日本のように解散総選挙を政治的戦略の中に組み込むことをこちらではしないように思われます。

解散を国民が迫ることもあります。経済崩壊の半年後の2009年春、まだ二年を経過したばかりだった経済崩壊責任政権は国民の審判を問う選挙に踏み切りました。

その四年後の2013年春の選挙では、進歩党(という名前の保守党)が大勝ちし、独立党と連立を組んでこれまでの政権を担当しました。ですが、この春、首相のグンロイグルスソン氏夫妻のパナマ文書関与のスキャンダルが世に出て、国民の大ひんしゅくを買ったわけです。

注)今、アイスランド人は怒っています!


その時にあまりの国民の怒りに押されて、選挙を前倒しで秋に行うことが約束されました。それが今回の選挙でした。

さてその結果は...? あ、その前に、アイスランド国会は一院制で議席数は63です。チョーシンプル。

予想通り、解散の元を作った進歩党(という名前の保守党)は大敗。11議席を失い8議席へ。

政権パートナーだった独立党は堅実に支持を奪回し、29%の得票率で21議席。ダントツで第一党になりました。

緑の党は健闘し3議席伸ばして10議席。

「不満足な保守層」を基盤にした新党ヴィズレイセンも健闘し7議席。

春から夏にかけて指示が5%を切り、存続が危ぶまれていた(得票率5%未満は議席を認められません)明るい未来党は、終盤で挽回し7,2%を得て4議席。

そして社会民主党。ここのところ絶不人気で6議席を失い3議席へ。

そして今回の話題の的だったのはリベラル、を通り越した過激党の「ピラター」(海賊)、事前のリサーチでは30%の指示を得て一人勝ちの予想が出ていました。国外メディアも大勢特派員を送り込み、ピラターを追っかけ回していたのです。

予想ほどはいかなかったものの3議席党から一挙に10議席と躍進。予想ほど伸びなかったのは、「あまり勝ちすぎるととんでもないことになる」という危機感?が有権者に働いたからでしょう。私もホッとしています。

で、一応の結果が出たところで、次の政権はどのようになるか?というようなことをいろいろと議論する前に、ふたつほど注目すべきことがあります。

その一。総数63の議席のうち、今回の選挙で議席を得た新人議員の数が31。過半数に近いです。これって相当すごくないですか?もっとも新人議員とはいいながら、中には以前議員で大臣まで勤めた人も入っていますから、多少は割引すべきでしょうが、これは日本の例えば衆議院ではなかなか想像できないことではないかと思います。

今回、これほど新旧の入れ替わりが多くなったのは、ひとつにはまだまだ現役続投をできるのに、再選を望まないで辞めてしまった議員がかなりいたことがあるでしょう。

今回話題をさらったピラターの議員のひとりで、「もっとも活躍した議員」にもえらばれていたヘルギ·フラップンはまだ36歳ですが、今回は立候補を見送り。「別に議員でなくても政治はできる」だとか。この辺もピラター人気のひとつだったのでしょう。

アイスランドの政治家を見ていると、「政治家しかしたくない」「政治しかできない」という人はそんなにいないように思われます。皆、ある一定の時人生の時期を政治活動に捧げて貢献しようとしているように見えます。

まあ、中には政治でコネを開拓したら、あとはもっと儲かるビジネスに転身するというような輩もありましょうが、全般的にサバサバした感じで私は気に入っています。

注目すべき第二の点です。63人の選ばれた議員のうち、30人が女性。42,6%です。男女平等度が高いアイスランドですが、国会に限って言えば男女比率がこれほど半々に近付いたことはなかったそうです。

いろいろ面白い話題があった今回の選挙ですが、このブログを書いている金曜日現在、まだ新政権の構造は具体的になっていません。いろいろ議論や工作をしているようですので、続きはまた次回に。


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