こんにちは/こんばんは。
夏休み、真っ只中です。天候の方もそれにふさわしくなってくれていて、毎日晴れてますし、気温も13〜15度くらいを保っています。外に出て、陽がかげると涼しく感じますが、屋内ではタンクトップでも暑いくらいになります。
今夏のワタシはまったくの「金欠」で(実はいつもですが)、どこかに出かけるバケーションの予定はありません。現在夏休み中にもかかわらず、自宅か自宅近辺でウロウロしています。
清涼感アップ用ピック
Myndin er eftir Joshua_sortino@unsplash_com
最近、年齢のことも鑑みて禁酒したので(というか、「少なくとも今は禁酒中」)、夕食以降の時間もたっぷり目に感じています。ともすれば退屈〜! に陥ることもあるのですが、昨日の晩は「救い」がありました。それはSho-Timeのオータニさんです。
「昨晩」というのは7月27日木曜日の晩のことで、この日エンジェルスは敵地デトロイトでタイガースと対戦しました。前々日の対タイガース三連戦の一戦目はエンジェルスが競り勝ちましたが、翌日の第二戦は雨で順延。
この時期のエンジェルスの日程は過密で、タイガース三連戦の後は、一日の休みもなくトロントでの対ブルージェイス三連戦。また日をおかずに翌日からアトランタでの対ブレーブス三連戦が組まれています。休みなしの九連戦。しかも、デトロイト、トロント、アトランタと巡業で。
メジャーリーグの厳しさですが、ともかくそういう日程だったので、雨で延期された対タイガース第二戦は、翌日にダブルヘッダーの第一試合として組まれました。試合開始、東部時間の午後1時。その時点では第2試合の開始は未定。そりゃそうですよね、第一試合が終わらないと始められないから。
これは私にとっては天の恵みで、アメリカの東部時間午後1時はレイキャビクの午後5時。野球観戦にはドンピシャの時間帯。しかも、次いでダブルヘッダーの第2試合があるとすれば、これはもう一晩中野球尽くし。
実はエンジェルスの試合はなかなか観るのが難しいのです。本拠地ロサンジェルスの午後7時(平均的な試合開始時間)は、こちらの午前2時。アメリカ西海岸との時間差は7時間もあるからです。まあ、仕事のある時は観戦不能となります。
そういうわけで、昨晩はホットドッグとウォーターボトルを交互に持ちながらの野球観戦となりました。非常に満足。
第一試合は、オータニさんが一安打完封試合。知らなかったのですが、完封勝利は渡米以来初だったんですね。続く第二試合 -なんと第一試合終了より45分後: そんなに間(ま)を詰めてやるんだ、ダブルヘッダーって- では、オータニさんは第二打席、第三打席と連続ホームランを放った後、お役御免となりました。
エンジェルスは、こうしてタイガースに三タテを喰らわせたのですが、オータニさんのスーパー活躍が一要因であったことは言うまでもないことです。
ネットでのMLB観戦、こんな感じ
で、このオータニさんについてのニュースやYoutubeはいくらでもあるのですが、確かにユニークですよね、この方は。グラウンドでものすごい超ド級の活躍をするのですが、グラウンド外ではまったく気配なし。この差がものすごくないですか?
例えば、今人気のベイスターズのバウアー選手とかとは大違い。バウアー選手とかは、実力もありますが、おとなしくしてる時がないですよね、グラウンド外でも。
その点、彼は我らがダルビッシュ選手とも共通してるところがあると思います。前にも何回か書いたことがありますが、私はまずもってダルビッシュファンです。以前は嫌いでしたが、後に信者に転身しました。
ダルビッシュ(失礼して敬称略)の好きな点は、自分が好かれる・嫌われるを超越して、自分が思うことをなし、語る点です。もちろんグラウンド内での実績を前提として。
日本のプロ野球界での、トレーニング一般についての時代遅れの考え方やメソッドへの批判や、NPBの仕組みそのものへの疑問点など、かなりはっきりと意見し、また行動しています。そういうの、私は好きです。
実は、そのことが私が長らくオータニさんを応援しつつも、それほどのファンではなかった理由なんです。なんというか、グラウンド内ではものすごいし、それ故注目度もずば抜けているにもかかわらず、それを良いふうにも悪いふうにも用いていない、みたいな。なんで?
「僕はこう思います」みたいなことをオータニさんが、例えばSNSで発信したりしたら、まさしく「ほんまもん」のインフルエンサーになります。誰もが承知してることです。インスタグラムにはアカウントがあるみたいですが、本人かどうかは知りません。少なくとも私は「オータニさんがこう言った」というような話しを聞いたことはありません。皆さんはありますか?
もちろん、グラウンド内に限っても、オータニさんの影響力は凄まじいものがあります。試合での成績だけでなく。いつも礼儀正しく接する。いつもにこやか。ゴミを拾い、バットは丁寧にバットボーイに返し、相手を気遣う。こういうのは全部観ている人たちにプラスの影響を与えています。
オータニさんの特殊能力について語るサンデル教授
Youtubeより
大谷の”ある特殊能力”についてハーバード大学の名誉教授が大絶賛!(1)
大谷翔平の”ある特殊能力”をハーバードの名誉教授が大絶賛!(2)
あるYoutubeの中にこんなのがありました。ハーバー大学のサンデルという名誉教授がオータニさんを絶賛しているというのです。このサンデル教授は哲学と倫理学の先生だそうですが、オータニさんの持っている「謙虚さ」を、彼の成功を支える「特殊能力」としてみなしているとか。
その流れで紹介されたエピソードが、オータニさんが引退後の夢について聞かれた時のこと。「大学へ行っていないので、普通のキャンパス生活を体験してみたい。どいうものか聞いてはいるけど、体験していないので。授業へ出て、単位を取ってみたい」
確かに、これだけのスーパースターの口から出てくる「引退後の夢」とは思えないものがありますよね。
ダルビッシュやバウアーとは、違う意味で目立つタイプである、サッカーのロナウドや本田圭佑選手と比べてもオータニさんは「真逆」に思えます。
本田選手やロナウドは、良くも悪くも典型的なオレオレ族で、多分そうでなければやっていけない世界なのでしょう。ちなみに本田選手は好きですが、ロナウドは嫌いです。
ついに私もなってしまった... オータニ族
そんなことを昨晩の試合を観ながら考えていたのですが、ふと思い当たりました。
オータニさんというのは、すべてをグラウンド内に集約していく生き方を選んでいるのではないか。試合の成績ということにかかわらず、彼の世界観、人生観、対人感、価値観。それらのすべてを、グラウンド「内」から発信してくことにしているのではないか、と。
だから、より一層ファンはグラウンドでのオータニさんに注目することになります。他に彼について知る手立てがないから。
ここになにか、SNSが席巻している今の私たちの生活に対してのメッセージがあるような気がします。本当に大事なものは何か、あなた自身はわきまえているのか?と。あなたの生活の「芯」は何なのか?と。
現代のプロスポーツ界の只中にあって、オータニさんが「珍種」であることは間違いないようです。成績がずば抜けてることだけではなく、その存在がユニークです。多分、多くの人が言うようにオータニさんは本当にエイリアンなのでしょう。
チーム的にはヤンキースファンの私ですが、この夏秋は期間限定でエンジェルのサポーターになります。
*これは個人のプライベート・ブログであり、公的なアイスランド社会の広報、観光案内、あるいはアイスランド国民教会のサイトではありません。記載内容に誤りや不十分な情報が含まれることもありますし、述べられている意見はあくまで個人のものですので、ご承知おきください。
藤間/Tomaへのコンタクトは:nishimachihitori @gmail.com
Church home page: Breidholtskirkja/ International Congregation
Facebook: Toma Toshiki
夏休み、真っ只中です。天候の方もそれにふさわしくなってくれていて、毎日晴れてますし、気温も13〜15度くらいを保っています。外に出て、陽がかげると涼しく感じますが、屋内ではタンクトップでも暑いくらいになります。
今夏のワタシはまったくの「金欠」で(実はいつもですが)、どこかに出かけるバケーションの予定はありません。現在夏休み中にもかかわらず、自宅か自宅近辺でウロウロしています。
清涼感アップ用ピック
Myndin er eftir Joshua_sortino@unsplash_com
最近、年齢のことも鑑みて禁酒したので(というか、「少なくとも今は禁酒中」)、夕食以降の時間もたっぷり目に感じています。ともすれば退屈〜! に陥ることもあるのですが、昨日の晩は「救い」がありました。それはSho-Timeのオータニさんです。
「昨晩」というのは7月27日木曜日の晩のことで、この日エンジェルスは敵地デトロイトでタイガースと対戦しました。前々日の対タイガース三連戦の一戦目はエンジェルスが競り勝ちましたが、翌日の第二戦は雨で順延。
この時期のエンジェルスの日程は過密で、タイガース三連戦の後は、一日の休みもなくトロントでの対ブルージェイス三連戦。また日をおかずに翌日からアトランタでの対ブレーブス三連戦が組まれています。休みなしの九連戦。しかも、デトロイト、トロント、アトランタと巡業で。
メジャーリーグの厳しさですが、ともかくそういう日程だったので、雨で延期された対タイガース第二戦は、翌日にダブルヘッダーの第一試合として組まれました。試合開始、東部時間の午後1時。その時点では第2試合の開始は未定。そりゃそうですよね、第一試合が終わらないと始められないから。
これは私にとっては天の恵みで、アメリカの東部時間午後1時はレイキャビクの午後5時。野球観戦にはドンピシャの時間帯。しかも、次いでダブルヘッダーの第2試合があるとすれば、これはもう一晩中野球尽くし。
実はエンジェルスの試合はなかなか観るのが難しいのです。本拠地ロサンジェルスの午後7時(平均的な試合開始時間)は、こちらの午前2時。アメリカ西海岸との時間差は7時間もあるからです。まあ、仕事のある時は観戦不能となります。
そういうわけで、昨晩はホットドッグとウォーターボトルを交互に持ちながらの野球観戦となりました。非常に満足。
第一試合は、オータニさんが一安打完封試合。知らなかったのですが、完封勝利は渡米以来初だったんですね。続く第二試合 -なんと第一試合終了より45分後: そんなに間(ま)を詰めてやるんだ、ダブルヘッダーって- では、オータニさんは第二打席、第三打席と連続ホームランを放った後、お役御免となりました。
エンジェルスは、こうしてタイガースに三タテを喰らわせたのですが、オータニさんのスーパー活躍が一要因であったことは言うまでもないことです。
ネットでのMLB観戦、こんな感じ
で、このオータニさんについてのニュースやYoutubeはいくらでもあるのですが、確かにユニークですよね、この方は。グラウンドでものすごい超ド級の活躍をするのですが、グラウンド外ではまったく気配なし。この差がものすごくないですか?
例えば、今人気のベイスターズのバウアー選手とかとは大違い。バウアー選手とかは、実力もありますが、おとなしくしてる時がないですよね、グラウンド外でも。
その点、彼は我らがダルビッシュ選手とも共通してるところがあると思います。前にも何回か書いたことがありますが、私はまずもってダルビッシュファンです。以前は嫌いでしたが、後に信者に転身しました。
ダルビッシュ(失礼して敬称略)の好きな点は、自分が好かれる・嫌われるを超越して、自分が思うことをなし、語る点です。もちろんグラウンド内での実績を前提として。
日本のプロ野球界での、トレーニング一般についての時代遅れの考え方やメソッドへの批判や、NPBの仕組みそのものへの疑問点など、かなりはっきりと意見し、また行動しています。そういうの、私は好きです。
実は、そのことが私が長らくオータニさんを応援しつつも、それほどのファンではなかった理由なんです。なんというか、グラウンド内ではものすごいし、それ故注目度もずば抜けているにもかかわらず、それを良いふうにも悪いふうにも用いていない、みたいな。なんで?
「僕はこう思います」みたいなことをオータニさんが、例えばSNSで発信したりしたら、まさしく「ほんまもん」のインフルエンサーになります。誰もが承知してることです。インスタグラムにはアカウントがあるみたいですが、本人かどうかは知りません。少なくとも私は「オータニさんがこう言った」というような話しを聞いたことはありません。皆さんはありますか?
もちろん、グラウンド内に限っても、オータニさんの影響力は凄まじいものがあります。試合での成績だけでなく。いつも礼儀正しく接する。いつもにこやか。ゴミを拾い、バットは丁寧にバットボーイに返し、相手を気遣う。こういうのは全部観ている人たちにプラスの影響を与えています。
オータニさんの特殊能力について語るサンデル教授
Youtubeより
大谷の”ある特殊能力”についてハーバード大学の名誉教授が大絶賛!(1)
大谷翔平の”ある特殊能力”をハーバードの名誉教授が大絶賛!(2)
あるYoutubeの中にこんなのがありました。ハーバー大学のサンデルという名誉教授がオータニさんを絶賛しているというのです。このサンデル教授は哲学と倫理学の先生だそうですが、オータニさんの持っている「謙虚さ」を、彼の成功を支える「特殊能力」としてみなしているとか。
その流れで紹介されたエピソードが、オータニさんが引退後の夢について聞かれた時のこと。「大学へ行っていないので、普通のキャンパス生活を体験してみたい。どいうものか聞いてはいるけど、体験していないので。授業へ出て、単位を取ってみたい」
確かに、これだけのスーパースターの口から出てくる「引退後の夢」とは思えないものがありますよね。
ダルビッシュやバウアーとは、違う意味で目立つタイプである、サッカーのロナウドや本田圭佑選手と比べてもオータニさんは「真逆」に思えます。
本田選手やロナウドは、良くも悪くも典型的なオレオレ族で、多分そうでなければやっていけない世界なのでしょう。ちなみに本田選手は好きですが、ロナウドは嫌いです。
ついに私もなってしまった... オータニ族
そんなことを昨晩の試合を観ながら考えていたのですが、ふと思い当たりました。
オータニさんというのは、すべてをグラウンド内に集約していく生き方を選んでいるのではないか。試合の成績ということにかかわらず、彼の世界観、人生観、対人感、価値観。それらのすべてを、グラウンド「内」から発信してくことにしているのではないか、と。
だから、より一層ファンはグラウンドでのオータニさんに注目することになります。他に彼について知る手立てがないから。
ここになにか、SNSが席巻している今の私たちの生活に対してのメッセージがあるような気がします。本当に大事なものは何か、あなた自身はわきまえているのか?と。あなたの生活の「芯」は何なのか?と。
現代のプロスポーツ界の只中にあって、オータニさんが「珍種」であることは間違いないようです。成績がずば抜けてることだけではなく、その存在がユニークです。多分、多くの人が言うようにオータニさんは本当にエイリアンなのでしょう。
チーム的にはヤンキースファンの私ですが、この夏秋は期間限定でエンジェルのサポーターになります。
*これは個人のプライベート・ブログであり、公的なアイスランド社会の広報、観光案内、あるいはアイスランド国民教会のサイトではありません。記載内容に誤りや不十分な情報が含まれることもありますし、述べられている意見はあくまで個人のものですので、ご承知おきください。
藤間/Tomaへのコンタクトは:nishimachihitori @gmail.com
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