前回、アイスランドでの住宅様式について書きましたが、ちょっと訂正です。アイスランドの住宅様式ではなく「レイキャビク周辺」と言うべきでした。農村地域では一軒家が普通ですし、それも酪農などをしている場合には町中とは明らかに異なる住居形態ですね。失礼しました。田舎の様子についてはまた機会をみて...ということで。悪しからず。
さて、同じく前回のブログに関連して、知り合いの大学の先生から質問を受けました。ご自身、レイキャビクに半年ほど滞在されていた方です。
「レイキャビクに住んでおられる皆さんは,どういう「理由」で住むエリアを選んでいらっしゃるのでしょうか。中心部は価格が高いでしょうから「価格」(対年収比?)がまず考慮されることは想像できます。でも,同じような価格の場合に,次に何が重要となるのでしょうか?
レイキャビクには地下鉄や鉄道はなく(バスはありますが),主たる交通手段は車ですよね。日本のように「駅から歩いて,あるいはバスで何分」「最寄り駅から渋谷まで何分」とかいう物差しはないわけです。周囲の「環境」でしょうか? 市内では「工場」「町工場」のようなものをあまり見かけませんでしたので,具体的には何が「環境」にあたるのかも,興味津々です。海が望めるとかでしょうか。とりあげていただければ幸いです」
と、さすがに滞在経験者的な鋭い突っ込みですので、ご説明したいと思うのですが、これは私が周囲で見たり聞いたりしていることを基にしての個人的推察です。決してアンケートの結果ではありませんので、ご了解ください。
さてレイキャビクですが、厳密な行政地区としてのレイキャヴィク市には十二万弱の人が住んでいます。ですが一般にレイキャビクという場合には(特に外国人との関連では)その周辺の町々を含みます。そうしますと人口は八万増加し、約二十万となります。Tokyoが東京都より大きいのと同じです。
さてそういう周辺までを見回してみると、大体レイキャビクはみっつの区域に分かれるのではないかと思います。まずは昔からの旧市街地を中心とする区域です。郵便番号では、101、103、104、105、106、107、108,そして隣町のセルチャルトゥナネス(170)くらいまででしょうか?
続いては旧市街を取り囲む新興地域。郵便番号の109、110、111、112、113に隣町のコーパボウグル(200)です。
そして第三が郊外地区で、これは車がなければ生活できない地域です。まあ、偏見かもしれませんが。
さて不動産の価格というのは確かに地域によって差があります。が、その前にまず郊外と市街地で比べると、大きなガレージ付き、庭付きの一軒家に大きな犬を連れて住みたい、という人はやはり郊外へ行くでしょう。市街地とでは物件の絶対数が違うと思います。
次に周辺の新興地区ですが、これには正直ふたつの種類があります。ひとつはヤッピー的なのりのちょっとスノッブな?(失礼)地域でグラーバボウグルやグラーバホルトなどです。
もうひとつはブレイズホルトなどのどちらかというと安い集合住宅が多くある地域で、実際この地域では移民の割合が多いことが指摘されています。(ただ、移民の割合は市街地の真ん中でも高いので、これはあくまで事実の中のひとつ、ということに過ぎません)
これらの地域から市街地へ出るには車またはバスが必要になります。ヤッピー地区の人はもちろん車ですが、ブレイズホルトで車を持たずバスで通っている人を何人か知っています。バスに乗ってしまえば二十分で市街地へ着きますが、やはりチョト面倒くさいかな?
最後は市街地ですが、このエリアの賃貸アパートの値段を見ますと、やはり他の地域よりは高いです。私は家探しを手伝うこともよくあるのですが、私の場合には、手伝う人の多くが車を持っておらず、かつ大学に関係していることが多いので、どうしても距離的に近い場所、ということでこの市街地が第一希望になってきます。
あとは趣味の関連でプールの近くを希望とか、市街地でも夜静かなところとかで希望が分かれていくようです。もちろん、住居そのものがどのような家屋かということも大きなポイントです。
レイキャビクは車社会で、車があることが生活の前提のようになっています。車があれば、あとははっきりいってそれぞれの好みの問題かと思います。どこへ出るにも車でなら三十分で十分でしょうし、静かな郊外がいいか、賑やかな市街地がいいかは各人のライフスタイルいかんでしょうね。
車がない場合には、どうしてもバスの路線の利用に便利なことが大切になってくると思います。特に冬場は違いが出ます。
一般的に言って、人気の地域は市街地の真ん中、郵便番号101の地域とアイスランド大学周辺の107地域でしょうか?私の古アパートは101、私のオフィスは107にあります。という、結局自慢話でした。(*^^*)
応援します、若い力。Meet Iceland
藤間/Tomaへのコンタクトは:nishimachihitori @gmail.com
Home Page: www.toma.is
さて、同じく前回のブログに関連して、知り合いの大学の先生から質問を受けました。ご自身、レイキャビクに半年ほど滞在されていた方です。
「レイキャビクに住んでおられる皆さんは,どういう「理由」で住むエリアを選んでいらっしゃるのでしょうか。中心部は価格が高いでしょうから「価格」(対年収比?)がまず考慮されることは想像できます。でも,同じような価格の場合に,次に何が重要となるのでしょうか?
レイキャビクには地下鉄や鉄道はなく(バスはありますが),主たる交通手段は車ですよね。日本のように「駅から歩いて,あるいはバスで何分」「最寄り駅から渋谷まで何分」とかいう物差しはないわけです。周囲の「環境」でしょうか? 市内では「工場」「町工場」のようなものをあまり見かけませんでしたので,具体的には何が「環境」にあたるのかも,興味津々です。海が望めるとかでしょうか。とりあげていただければ幸いです」
と、さすがに滞在経験者的な鋭い突っ込みですので、ご説明したいと思うのですが、これは私が周囲で見たり聞いたりしていることを基にしての個人的推察です。決してアンケートの結果ではありませんので、ご了解ください。
さてレイキャビクですが、厳密な行政地区としてのレイキャヴィク市には十二万弱の人が住んでいます。ですが一般にレイキャビクという場合には(特に外国人との関連では)その周辺の町々を含みます。そうしますと人口は八万増加し、約二十万となります。Tokyoが東京都より大きいのと同じです。
さてそういう周辺までを見回してみると、大体レイキャビクはみっつの区域に分かれるのではないかと思います。まずは昔からの旧市街地を中心とする区域です。郵便番号では、101、103、104、105、106、107、108,そして隣町のセルチャルトゥナネス(170)くらいまででしょうか?
続いては旧市街を取り囲む新興地域。郵便番号の109、110、111、112、113に隣町のコーパボウグル(200)です。
そして第三が郊外地区で、これは車がなければ生活できない地域です。まあ、偏見かもしれませんが。
さて不動産の価格というのは確かに地域によって差があります。が、その前にまず郊外と市街地で比べると、大きなガレージ付き、庭付きの一軒家に大きな犬を連れて住みたい、という人はやはり郊外へ行くでしょう。市街地とでは物件の絶対数が違うと思います。
次に周辺の新興地区ですが、これには正直ふたつの種類があります。ひとつはヤッピー的なのりのちょっとスノッブな?(失礼)地域でグラーバボウグルやグラーバホルトなどです。
もうひとつはブレイズホルトなどのどちらかというと安い集合住宅が多くある地域で、実際この地域では移民の割合が多いことが指摘されています。(ただ、移民の割合は市街地の真ん中でも高いので、これはあくまで事実の中のひとつ、ということに過ぎません)
これらの地域から市街地へ出るには車またはバスが必要になります。ヤッピー地区の人はもちろん車ですが、ブレイズホルトで車を持たずバスで通っている人を何人か知っています。バスに乗ってしまえば二十分で市街地へ着きますが、やはりチョト面倒くさいかな?
最後は市街地ですが、このエリアの賃貸アパートの値段を見ますと、やはり他の地域よりは高いです。私は家探しを手伝うこともよくあるのですが、私の場合には、手伝う人の多くが車を持っておらず、かつ大学に関係していることが多いので、どうしても距離的に近い場所、ということでこの市街地が第一希望になってきます。
あとは趣味の関連でプールの近くを希望とか、市街地でも夜静かなところとかで希望が分かれていくようです。もちろん、住居そのものがどのような家屋かということも大きなポイントです。
レイキャビクは車社会で、車があることが生活の前提のようになっています。車があれば、あとははっきりいってそれぞれの好みの問題かと思います。どこへ出るにも車でなら三十分で十分でしょうし、静かな郊外がいいか、賑やかな市街地がいいかは各人のライフスタイルいかんでしょうね。
車がない場合には、どうしてもバスの路線の利用に便利なことが大切になってくると思います。特に冬場は違いが出ます。
一般的に言って、人気の地域は市街地の真ん中、郵便番号101の地域とアイスランド大学周辺の107地域でしょうか?私の古アパートは101、私のオフィスは107にあります。という、結局自慢話でした。(*^^*)
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